文庫クセジュ<br> レジリエンス―こころの回復とはなにか

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レジリエンス―こころの回復とはなにか

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  • サイズ 新書判/ページ数 174,/高さ 18cm
  • 商品コード 9784560510094
  • NDC分類 493.7
  • Cコード C1211

出版社内容情報

人によって困難な状況はさまざまである。それぞれの困難に向き合いその先に進むために。精神医学におけるレジリエンス研究の現状とはしなやかにはね返すレジリエントなこころとは
 普段の生活に突然なにかが起こる。あなたは落ち込むこともあれば、自分の殻に閉じこもったり、病気になったりする。けれども再び立ち直ろうとしたり、坂道を上ってゆこうとする時はいずれやってくる。「レジリエンス」という理論が導入されるまでは、カタストロフが発生した後、どうにかして早く落ち着きを取り戻そうと努めなければならなかった。レジリエンス概念によって、カタストロフが発生する前よりも後の方がはるかに良くなれる、と考えられるようになった。
 このように「レジリエンス」とは困難をのり越え、自らを構築し続ける能力を表わす。さまざまな領域で使われているため、その言葉がさし示すものも多様である。本書では、レジリエンス研究の歴史をふり返り、この言葉の定義や使用法をめぐる相違点について指摘する。臨床的な観点からみたレジリエンスとは。

セルジュ・ティスロン[ティスロン]
精神科医、心理学博士、パリ第7大学ディドロ校研究ディレクター、科学技術アカデミー会員、「カタストロフの歴史と記憶のための機構(IHMEC)」創立者・会長。ヴァーチャル・メディアや科学テクノロジーが心的発達に与える影響についても造詣が深く、メディアや専門誌でも活発な発言を続けている。著書『タンタン、精神分析家を訪れる』(1985)はフランス国内でベストセラーとなる。邦訳に『恥―社会関係の精神分析』(2001)、『明るい部屋の謎―写真と無意識』(2001)、『タンタンとエルジェの秘密』(2005)がある。

阿部 又一郎[アベ ユウイチロウ]
1974年生まれ。千葉大学医学部卒業、精神科専門医取得後、渡仏(フランス政府給費生)。東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科博士課程修了(医学博士)。専門は臨床精神医学。現在、東京医科歯科大学精神行動医科学分野助教。主な著訳書に『レジリアンス、現代精神医学の新しいパラダイム』(分担、金原出版、2009年)、『フランス精神分析における境界性の問題』(共訳、星和書店、2015年)、『ケアの社会』(共訳、風間書房、2016年)、『双極性障害の対人関係社会リズム療法』(監訳、星和書店、2016年)。

内容説明

「レジリエンス」とは、困難な状況をのり越え、不都合な環境のなかで自らを構築し続ける能力を表わす。この概念により、何かが起きる前より後のほうが良くなれる、と考えられるようになった。本書はレジリエンス研究の歴史をふり返り、この言葉の定義や使用法をめぐるさまざまな相違点について指摘する。

目次

第1章 道具箱の歴史(「たくさんの顔を持つ」言葉;アメリカにおける前史 ほか)
第2章 家族、学校、地域―レジリエンスを通じて(レジリエンス因子;家族 ほか)
第3章 成功のレシピ(一つの時代の懸念、関心事;イメージ戦略―隠喩と撞着語法 ほか)
第4章 レジリエンスは確証、説明、予防できるのか?(モラル(道徳)のリスク
トラウマの世代間にまたがる波及を過小評価する危険性 ほか)
結語(レジリエンスと精神医学;レジリエンスと精神分析 ほか)

著者等紹介

ティスロン,セルジュ[ティスロン,セルジュ] [Tisseron,Serge]
精神科医、心理学博士、パリ第7大学ドニ・ディドロ校研究ディレクター、科学技術アカデミー会員、「カタストロフの歴史と記憶のための機構(IHMEC)」創立者・会長。ヴァーチャル・メディアや科学テクノロジーが心的発達に与える影響についても造詣が深く、メディアや専門誌でも活発な発言を続けている

阿部又一郎[アベユウイチロウ]
1974年生まれ。千葉大学医学部卒業。精神保健指定医、精神科専門医取得後、渡仏(フランス政府給費生)。専門は臨床精神医学。東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科博士課程修了(医学博士)。現在、東京医科歯科大学精神行動医科学分野助教。東洋大学、高月病院非常勤(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

どんぐり

57
フランスの精神科医で心理学者の書いたレジリエンス入門書。レジリエンスとは、「トラウマに耐える、抵抗する能力であると同時に、トラウマ後に再構築される能力」のことをいう。レジリエンスの研究は、これまで個人の「素質(クオリティ)、「過程(プロセス)」、「力(フォース)」に焦点があたっていた。そこに第4の波として、「時点(モメント)をあげている。これは災害など巨大なリスク管理や公衆衛生領域で集団に用いられ、トラウマへの準備、心構え→トラウマに対する抵抗→再構築→回復(復興)の強化の4つの「時点(モメント)」にまた2017/06/21

きいち

34
「レジリエンス」という概念を、時間軸でしっかりと整理。復活できる個人の資質/復活の過程/復活できる力、という3つ、そこから社会のレジリエンスの考察が派生していくという図式はとてもわかりやすい(以前読んだゾッリの『レジリエンス』は、発展形だったってことか)。◇トラウマを克服する過程は過去形でとらえることができても、資質としても力としても事件以前にはわからない。だからどんなことでも克服できる人がいるようにも、誰でも強化できるようにも見えてしまう。落とし穴だが、強化の過程に終わりはない、って考えればよいのかも。2017/09/27

Tui

28
前から気になっていた言葉、レジリエンス。困難な状況にあってもしなやかに対応し、やり過ごすまたは回復する力。と解釈していたが、だいたい合っていたかな。元々トラウマに対する抵抗力として研究された概念。現在その応用範囲は広がっているという。たとえば、負荷に対する個人の能力。個人を取り巻く環境要因。その相互作用による変化の過程。さらには未然に対応できる防衛能力。これほど使い勝手が良ければ混乱も生じるわけで。レジリエンスの学術的整理を試みている意味で入門書といえるが、実践向けの内容は他をあたって下さいって感じだな。2018/11/25

とある聖職志願者。

4
フランス精神医学者の立場から、レジリエンス研究の歴史、定義、使用法などについて述べられている。レジリエンスは素質なのか、過程なのか、力なのか。文庫クセジュということもあって、読み解くには時間を要します。2016/12/29

雪野きずな

2
攻撃者との同一化は誰にでもあるかもしれない。自分も気をつけよう。2020/08/02

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