出版社内容情報
ナザレのイエスとは誰なのか。歴史的にどんな判断を下すことが可能か。当時の多様化したユダヤ教の中での位置付け、同時代人とのあいだの絆と隔たり、死刑の宣告理由についても考察。
内容説明
ナザレのイエスとは誰なのか。歴史的にどんな判断を下すことが可能か。当時の多様化したユダヤ教の中での位置付け、同時代人とのあいだの絆や隔たり、ピラトによって死刑を宣告された理由などについて解説する。イエスの言葉と行為を洗い直し、その全体像を再検証する。
目次
第1章 聖書釈義研究の原資料、現場と方法(研究の原資料と現状;さまざまな読み方と研究の諸方法)
第2章 序幕(幼少期の物語;洗礼者ヨハネとイエス ほか)
第3章 新しい言葉(新しい言葉の突然の出現)
第4章 救いの行為(聖書が語る奇跡)
第5章 イエスのアイデンティティを求めて(キリスト論における称号)
第6章 十字架(文学的、考古学的原資料;イエスの裁判とユダヤ人の責任;出来事の経過 ほか)
第7章 過越しの日の朝(復活という言葉)
著者等紹介
支倉崇晴[ハセクラタカハル]
1937年生まれ。1963年東京大学教養学部教養学科フランス科卒業。専門は十七世紀フランス文学・思想。東京大学名誉教授
堤安紀[ツツミヤスノリ]
1940年生まれ。1963年東京教育大学農学部農業化学科卒業。1971年リヨン・カトリック大学神学部卒業。上武大学元教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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