文庫クセジュ<br> お風呂の歴史

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お風呂の歴史

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  • サイズ 新書判/ページ数 168,/高さ 18cm
  • 商品コード 9784560508978
  • NDC分類 383.6
  • Cコード C1222

内容説明

庶民がくつろぐ蒸気風呂、マリー・アントワネットの浴槽サロン、セーヌ川に浮かぶ船上水浴施設…かつて西洋には、かくも豊かなお風呂文化があった。本書は、古代からの入浴の歴史をさまざまな逸話とともに紹介してゆく。快楽と禁欲のあいだで揺れる人びとの姿を浮き彫りにした、親しみやすい風俗史。

目次

第1章 古代(ギリシア世界における入浴とマッサージ;ローマ世界における入浴の大発展)
第2章 中世(中世初期、西欧では水浴が減っていった;十三世紀と十四世紀、人びとの生活になじんだ湯浴場)
第3章 ルネサンス―入浴の衰頽(イタリア・ルネサンスと古代の衛生習慣;十五世紀以降、人びとは水に無関心になってゆく;十六世紀の医学論)
第4章 十七世紀と十八世紀(十七世紀、水に対する警戒心;十八世紀後半、水は見直される;個人の入浴と集団の入浴)
第5章 十九世紀(十九世紀の衛生法と羞恥心;衛生の個人化と大衆化;大衆的な入浴と海水浴)

著者等紹介

高遠弘美[タカトオヒロミ]
1952年長野県生まれ。早稲田大学大学院博士課程修了。フランス文学専攻。明治大学商学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シルク

16
ルネサンス期のこと。「布が入浴に代わり、布を替えることがすなわち、清潔の代名詞になりました。」(p.90) 昔どっかで、「ヨーロッパでは長らく、からだを冷やして壊すからとて人々は風呂には入らず、ただ人前でマナーとして、水で手を濡らしていた」みたいな記述を読んだことがあった。服から出ている体の部位を濡らして、チャッチャと水滴を飛ばして、「はいv あなたの為にキレーにしましたよv」みたいな。儀式としての行為な。……お、おい、その布の中、からだの方はどないやねんと。と、思っていたけど、こういう感覚だったのね。2018/06/07

よく読む

6
おもしろい!紀元前、みなお風呂を楽しんだ。混浴もあった。キリスト教以降、人々は禁欲的になり、肉体を恐れるようにして、人前で肌を見せなくなった。15-18世紀、フランスでは治療目的でのみ水や湯に浸かった。開いた毛穴に黴菌や、さらに女性は公衆浴場で精子が入り妊娠するとされた。垢が毛穴を塞ぎ続けた。不潔な体臭は官能的だと喜ばれた。人々は布で体を拭いた。ペストやコレラが拡大した。都市化に伴い、予防医学や公衆衛生が発展した。ドイツから衛生知識が入り、ナポレオン三世が進めた。スポーツの発展も寄与し、浴場が始まった。2017/03/10

海星梨

3
ヨーロッパというよりフランス限定のお話。古代についてはそれの導入としてギリシャ踏まえとけよって感じで入ってる印象。現代の衛生観を確認し、そこからどうずれているかを論述しているわけではないので分かりにくい。時代と場所が一段落でバンバン変わってたような……。2019/12/25

doji

1
ローマ以降の入浴についての価値観や風説があまりにまちまちすぎて、専門家や科学の存在のあいまいさが逆に目立ってくるのが、入浴の歴史のおもしろさなのだと感じる。『不潔の歴史』と同様、入浴について語ることはそのまま衛生について語ることでもあり、衛生は美意識、そして性にもつながる。文化史としての変遷の激しさがおもしろい。2022/10/23

れじーな

1
難しかったのでした。もっと軽い読み物かと思って予約を掛けたら、論文が届いてしまったのです。お風呂の歴史と言うよりも、水泳と沐浴の歴史、と言った感じで、入浴ではないな、と思いました。ずっとローマ時代のお風呂好きから、中世の不潔時代への変遷が謎だったのですが、取り敢えず宗教的な理由だったのだ、ということが分かりました。2012/09/25

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