エクス・リブリス・クラシックス<br> 危険な関係

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エクス・リブリス・クラシックス
危険な関係

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  • サイズ B6判/ページ数 591p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560099056
  • NDC分類 953
  • Cコード C0097

出版社内容情報

革命前夜のパリ。華麗なる上流社交界で繰り広げられる、愛と性のパワーゲーム。息詰まる緊張感で描いた書簡体小説の金字塔。

【著者紹介】
1741~1803年。フランスの作家。

内容説明

誘惑、凌辱、そして恋…革命前夜のフランス上流社交界を舞台に繰り広げられる、誘惑者と恋する者の心理戦。「征服すること」を自らの使命とした男女二人の誘惑者のパワーゲーム。快楽か情熱か、征服かそれとも破滅か?フランス恋愛小説の白眉、待望の新訳。

著者等紹介

ラクロ[ラクロ] [de Laclos,P.‐A.Choderlos]
1741年アミアン生まれ。砲兵学校に学び、軍職の道を歩み始め、フランス各地を転々とする。1760年代から詩作品などを発表し始めるが、彼に唯一といってよい成功をもたらし、その名を知らしめたのが、1782年刊行の『危険な関係』である。同年、マリー=スランジュに出会い、84年には子供を儲け、86年に結婚。革命前夜には軍職を離れてオルレアン公に仕え、その策略や「陰謀」を準備したともいわれる。革命期にはジャコバン派として積極的な活動を行い、機関紙の編集にも携わる。二度投獄されるが、処刑を免れると、その後ナポレオンに接近し、軍職に復帰。1803年、ナポリへの派遣の際に南イタリアのターラントで死去

桑瀬章二郎[クワセショウジロウ]
1968年生まれ。立教大学文学部教授。京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。パリ第七大学博士。専門はフランス18世紀思想・文学。著書にLes Confessions de Jean‐Jacques Rousseau en France(1770‐1794)―les am´enagements et les censures,les usages,les appropriations de l’ouvrage,Honor´e Champion,2003(渋沢・クローデル賞特別賞)などがある

早川文敏[ハヤカワフミトシ]
1971年生まれ。同志社大学他非常勤講師。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。京都大学博士。専門はフランス近現代文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

NAO

80
18世紀の社交界の裏側に張り巡らされた策略と陰謀。自分の目的のためには、人ひとりの人生を破滅させることも何とも思わない策略家たち。「魅了し、攻略し、棄て去る」という残忍なゲームは、いつしか命をかけた闘争にまでなっていく。175通の手紙からなるこの作品は、彼らと彼らの策略に巻き込まれた人々の心理を詳細に描き、貴族社会の裏側を見事なまでに浮かび上がらせている。二人の策略家に物のように扱われるセシルは憐れだが、書簡から受けるセシルの印象は、無知で世間知らずなだけで、純粋な乙女という設定には疑問を感じる。2021/05/14

keroppi

41
先月、玉木宏・鈴木京香主演の舞台を観たので、原作を読んでみたくなった。恥ずかしながら、すべて手紙で綴られた書簡小説であるという事を知らなかった。手紙は、1対1の関係で、それぞれの想いを伝え合うもの。そこに浮かび上がる策略、謀略、誘惑、愛、嫉妬、失望、…。それにしても、600ページ程ある小説を、あの舞台にまとめ上げたものだと思う。登場人物たちの心理状況を的確に描いていた。クライマックス、引き裂かれた手紙が舞台に散らばっていたが、原作を表現するための演出だったのか。2017/11/28

星落秋風五丈原

28
【ガーディアン必読1000冊】事のはじめは、嫉妬である。メルトゥイユ侯爵夫人は、自分を棄てて若い裕福な娘セシル・ヴォランジェと結婚するジェルクール伯爵に復讐しようと考える。ヴァルモン子爵にセシルの誘惑を提案。ところがヴァルモンはセシルの誘惑なんて簡単すぎてつまらない、それよりも貞淑で評判のトゥールヴェル法院長夫人をおとしたい!と逆提案。メルトゥイユ侯爵夫人はというと徹底的にトゥールヴェル法院長夫人をディスる。曰く、顔も平凡で面白みもない。曰く、おしゃれにも関心がない。曰く、人妻を落として何が楽しいわけ?2022/03/27

松風

15
ガーディアン誌が選ぶ千冊。書簡形式。多重語りの魅力もさることながら、81番目の手紙だけでも読む価値あり。人間関係の基礎は沈黙と観察。2020/03/22

ともりん

8
読みだしたら止まらない。手紙を盗み見ている感覚が後ろめたい気持ちを醸す中で物語が進むせいか、悪い奴だと糾弾するには登場人物と読者である私の距離が遠い。遠いからこそ「でっ!?でっ?どうなる??」とどんどん引き込まれていく。悪い人は悪い顔で近寄ってくるのではなく味方として現れる。疑心暗鬼になりそう。題名もこれ以上ないほど秀逸で古典って残るには理由があるなと。やっぱりすごい。2020/07/20

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