次なるパンデミックを防ぐ―反科学の時代におけるワクチン外交

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次なるパンデミックを防ぐ―反科学の時代におけるワクチン外交

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  • サイズ 46判/ページ数 218p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784560098820
  • NDC分類 498.6
  • Cコード C0031

出版社内容情報

人新世の病と闘う

 世界中がコロナ禍に覆われてすでに2年が経つ。パンデミックは突然発生したかにみえるが、実はそうでない。
 本書によれば、2015年に感染症や熱帯病が増加に転じ始めたという。かつて撲滅したはずの病が、「人新世」という新たな時代のなかで復活しつつあった。その状況下、新型コロナウイルスが世界的に蔓延する事態になったのである。
 人間の活動が環境に未曾有の影響を与えるという人新世。戦争と政情不安、難民危機と都市化、貧困の深刻化、気候変動が感染症や熱帯病の温床になっている。
 危機を克服する鍵は、意外にも冷戦期に構築された米ソの「ワクチン外交」にある。本書では、対立が激化するなかでもポリオや天然痘を制圧した両国の科学者の姿が活写されている。
 しかし、冷戦期とは異なり、「反科学」が大きな足枷になっている。途上国だけでなく、いやむしろ先進国においてワクチンの接種をはじめ科学的知見を拒絶する動きが巨大メディア帝国を通じてばらまかれているのだ。
 人新世に迫りくる多種多様な感染症との闘いにいかに向き合うべきなのか? 世界的権威による処方箋!

内容説明

人新世に迫り来る多種多様な感染症との闘いにいかに向き合うか。世界的権威による処方箋。

目次

第1章 ポスト二〇一五の新たな緊急課題
第2章 冷戦の遺産
第3章 ワクチン科学特使
第4章 人新世の病気との闘い
第5章 中東の殺戮場
第6章 アフリカの「とめどない紛争」
第7章 北部三角地帯諸国とベネズエラの崩壊
第8章 整理する―寄与危険度
第9章 グローバル・ヘルス・セキュリティと反科学の台頭
第10章 ワクチン外交の実践とCOVID‐19の発生
第11章 ブロークン・オベリスク
補章 ポストコロナのグローバル・ヘルスに向けて―ホッテズ博士へのインタビュー

著者等紹介

ホッテズ,ピーター・J.[ホッテズ,ピーターJ.] [Hotez,Peter J.]
博士(MD,PhD)。1958‐。ベイラー医科大学国立熱帯医学校の校長。ベイラー医科大学で小児科学、分子ウイルス学、微生物学を教える教授でもある。ベイラー医科大学のテキサス子ども病院ワクチン開発センターの共同所長のほかベイラー大学の生物学の教授、テキサスA&M大学のハグラー高等研究所のフェロー、ライス大学ベイカー公共政策研究所の病気と貧困に関するフェロー、テキサスA&M大学スコウクロフト国際問題研究所のシニアフェローも務めている。1980年、イェール大学で分子生物物理学の学士号を取得し、1986年にロックフェラー大学で生化学の博士号を取得、1987年にコーネル大学のワイル医科大学で医学博士号(MD)を取得した。米国熱帯医学衛生学会の会長を務めた経験があり、学術雑誌PLOS Neglected Tropical Diseasesの創設者兼初代編集責任者でもある。全米医学アカデミーならびにアメリカ芸術科学アカデミーの選出メンバーで、2011年には世界保健機関(WHO)の全米保健機関からアブラハム・ホロウィッツ賞を授与された。2014年から2016年にかけてホッテズは、米オバマ政権下で、米国科学特使を務めた。2018年には、米国-イスラエル二国間科学財団理事会のメンバーに任命された。彼はテキサス州の二期連続の知事のもとで、感染症タスクフォースにも参加した。これらの取り組みが評価され、ブナイ・ブリス・インターナショナルから功労賞を授与された。2018年、Research! Americaから「持続したリーダーシップ」賞を授与された

詫摩佳代[タクマカヨ]
1981年、広島県生まれ。2010年、東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。博士(学術)。現在、東京都立大学大学院法学政治学研究科教授。主な著作に、『人類と病』(中公新書、サントリー学芸賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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