ナターシャの踊り―ロシア文化史〈下〉

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  • サイズ 46判/ページ数 508p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560098547
  • NDC分類 238
  • Cコード C0022

出版社内容情報

ロシア文化を主人公とした一大叙事詩

 「ロシアは頭ではわからない」――「ロシア」をめぐるイメージ=神話の典型のひとつだ。本書では、そうした「ロシア」という「神話」が生み出してきた豊饒たるロシア文化の歴史が、国家や社会を主体とするマクロな歴史を縦糸、個人の生に関わるミクロな歴史を横糸として織りなされる。文学、音楽、美術、演劇、バレエといった大文字の文化のみならず、宮廷の様子や農村の習慣、食や入浴文化、フォークロアまで、ロシア史のさまざまな局面における日常生活を垣間見られるのも本書の魅力だ。
 本書が射程に入れるのは、1703年のピョートル大帝による新都建設から、1962年のストラヴィンスキーの亡命先からの一時帰還という250年を超える時間であり、さらに亡命ロシア人社会にもその筆は及んでいるため、膨大な時空間にわたる「ロシア文化」を読者は旅することになる。「ロシア文化」において「ロシア」という「神話」がいかに大きな問題として底流にあったのか、また逆に「ロシア」という「神話」を支えるのにいかに「文化」が重要な役割を担ったのかを、本書で描かれる人物たちを追体験しながら感得することになるだろう。

内容説明

文化こそが、ロシアを「ロシア」たらしめる。それが神話にすぎないとしても―ピョートルによる近代化、ナポレオン戦争、レーニンによる革命、スターリン体制そして雪どけ…数々の大転換を経てもなお、脈々と続く「ロシア」。複数の「ロシア」を織りあげる、その「文化史」に遍在する狂おしいまでのノスタルジー。

目次

第5章 ロシアの魂を求めて(ロシアと正教信仰;ゴーゴリの霊的探求 ほか)
第6章 チンギス・ハンの末裔たち(カンディンスキーの東方への旅;モンゴル支配の痕跡 ほか)
第7章 ソヴィエトのレンジを通して見たロシア(アフマートワと噴水の家;新しい生活、新しい文化の創造 ほか)
第8章 在外ロシア(ツヴェターエワとロシアをあとにする人びと;国外で受け継がれるロシア文化の伝統 ほか)

著者等紹介

ファイジズ,オーランドー[ファイジズ,オーランドー] [Figes,Orlando]
1959年ロンドン生まれ。ロシア史研究者。ロンドン大学バークベック・カレッジ教授

鳥山祐介[トリヤマユウスケ]
1974年、東京都生まれ。東京外国語大学外国語学部卒業、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。ロシア国立人文大学大学院修了(Ph.D.)。千葉大学文学部准教授を経て、東京大学大学院総合文化研究科准教授。専門は18‐19世紀ロシア文学、文化史。NHKラジオ「まいにちロシア語」応用編講師(2016年度後期、2019年度前期)

巽由樹子[タツミユキコ]
1978年、神奈川県生まれ。東京大学文学部卒業、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。現在、東京外国語大学大学院総合国際学研究院准教授。専門はロシア文化史

中野幸男[ナカノユキオ]
1977年、福岡県生まれ。東京外国語大学外国語学部卒業。モスクワ大学大学院修了(Ph.D.)。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。現在、同志社大学グローバル地域文化学部助教。専門は亡命ロシア文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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syaori

62
下巻では信仰、ソヴィエト・ロシア等を通して「ロシア的なもの」を見てゆきます。驚くのが、バレエ・リュスのエキゾチックさであり、トルストイの描く貴族社会でありといったその多彩さで、一国の文化の包含する多様さ豊かさに目が眩むよう。しかし同時にそれが、タマネギ型のドームが恐らくオリエントに由来していたり革命で国を失った人々がアヴァンギャルドからチャイコフスキーのロシアへ回帰したりしたように、隣接する文化と密接に繋がっているものであり、時代や立場によって移ろうものであるということは忘れないようにしたいと思いました。2022/03/24

ヘラジカ

41
下巻は序盤からロシア人特有の宗教や死生観へと踏み込んでいく。なかなか集中力を維持するのが難しい分野ではあるが、名だたるロシア文学の作品世界を真に理解するために必要不可欠な知識であることは間違いない。そして、上巻ではヨーロッパに対する字義通りの”コンプレックス”に多くの紙面が割かれていたが、下巻ではアジアとの関係性と影響も深く掘り下げられている。ロシア文化が如何に複雑な両面価値と、広大な土壌の上に成り立っているか。絵画や音楽の他にも、映画やSF小説といった現代芸術にも触れられているので大変読み応えがあった。2021/08/14

みかん

0
政治の匙加減ひとつで「文化」の定義がいくらでも揺れ動く「ロシア性」のままならなさ、そして最後は感動がじわじわと押し寄せてくる。生み出した作品や文章が不必要なイデオロギーで解釈を歪曲される、そんな不安とは無縁で自由に言葉を紡げる幸せはどれほど貴重なものだろう2022/03/29

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