トロイア戦争―歴史・文学・考古学

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トロイア戦争―歴史・文学・考古学

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  • サイズ 46判/ページ数 216p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560098257
  • NDC分類 209.3
  • Cコード C0022

出版社内容情報

古典文学に伝えられる伝説の戦争は現実にあったのか、あったとすればその実態は? 最新の研究成果をさまざまな分野から総合的に描き出す。

内容説明

古典文学に伝えられるトロイア戦争は現実にあったのか、あったとすればその実態は?歴史性の観点から、考古学とギリシアおよびヒッタイトの文字資料をからめて、わかりやすく、総合的に検証。伝説の戦争を最新の研究成果から多角的に描く。

目次

第1部 トロイア戦争(『イリアス』『オデュッセイア』「叙事詩の環」による物語;トロイア戦争の歴史的背景―ミュケナイ人、ヒッタイト人、トロイア人、「海の民」)
第2部 文字による証拠を精査する(ホメロス問題―ホメロスは実在したか?『イリアス』は正しいか?;ヒッタイト文書―アッシュワ、アッヒヤワ、ウィルサのアラクサンドゥ)
第3部 考古学的証拠を精査する(初期の発掘者たち―ハインリヒ・シュリーマンとヴィルヘルム・デルプフェルト;第6章 ヒサルルックに戻って―カール・ブレーゲンとマンフレート・コルフマン)

著者等紹介

クライン,エリック・H.[クライン,エリックH.] [Cline,Eric H.]
1960年生まれ。古典考古学、中近東言語学を学び、ペンシルベニア大学で古代史のPh.D.を取得。現在、ジョージ・ワシントン大学古典学・人類学教授。キャピトル考古学研究所所長。これまでにイスラエル、エジプト、ヨルダン、キュプロス、ギリシア、クレタ島、アメリカで考古学的調査・発掘に従事した。考古学関係の著作多数

西村賀子[ニシムラヨシコ]
京都大学文学部卒業、同大学院文学研究科博士課程修了(西洋古典文学専攻)。ロンドン大学ユニヴァーシティ・カレッジ古典学科客員研究員などを経て、和歌山県立医科大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hal

15
トロイア戦争に関して、文字による証拠と考古学的証拠を初心者向けに解説している。内容は極めて興味深い。しかしながら、本文のあと、かなり長文の本書の内容に関する訳者の講義があり、さらに訳者あとがきに、著者と訳者の認識の違いがある部分は、明示せず訳者の自説に変更したとある。著者の許可は得ているとはあるが、たとえ訳者が日本国内で有名な人物であっても、ここまで訳者が出しゃばる訳書を私は始めて見たし、これは純粋に著者の作品と言えるのか疑問に感じる。2021/04/06

月をみるもの

12
ハットゥシャみたいな遺跡を発掘したら粘土板が出てきたとしよう。その粘土板の記述についての研究は、考古学なのか文献史学なのか、どっちなの??2021/05/16

スプリント

8
子供の頃植え付けられたシュリーマンのイメージが大きく覆された。2022/09/04

Oltmk

4
本書とフェイガンの「若い読者のための考古学史」を同時に読んでいたが、シュリーマンの扱いに関してはフェイガンの著者では考古学が未発達の時代の産物のような扱いに対して、本書ではシュリーマンの詐欺師じみた姿勢や発掘の姿勢などに対して著者が手厳しく批判しているのが興味深い。イーリアスの出来事の元になったトロイア戦争がいつ行わていたのかなどの研究を巡る論争が学者同士の一大喧嘩に終わったというのも笑えたし、トロイア戦争の歴史・学説などを初心者向けに知りたいなら本書がお勧めできる。2021/04/27

Fumitaka

3
シュリーマンがとんでもない詐欺師でビックリした。一応根性で英語wikiの「ホメロス問題」とか「ホメロス神話の歴史性」とか目を通してウィルサやらアラクサンドゥやらは知ってはいたんですが改めて俯瞰して、叙事詩環とかも含めて包括的に解説していただける非常に有益な本でした。たとえば最初の最初ですがあの地名が「ヒサルルック」と読むのは初めて知った。ヒッタイト側の碑文は示唆的ですが文中でも書かれてる通り証明できないので、これは永遠に答えが出ないかもしれませんね。軽快な訳と解説を添えて下さった西村賀子先生に感謝します。2021/05/23

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