近代日本の美術思想〈上〉―美術批評家・岩村透とその時代

個数:
  • ポイントキャンペーン

近代日本の美術思想〈上〉―美術批評家・岩村透とその時代

  • 今橋 映子【著】
  • 価格 ¥24,200(本体¥22,000)
  • 白水社(2021/05発売)
  • 【ウェブストア限定】サマー!ポイント5倍キャンペーン 対象商品(~7/21)※店舗受取は対象外
  • ポイント 1,100pt
  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年07月18日 06時24分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 716p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784560098189
  • NDC分類 702.16
  • Cコード C0070

出版社内容情報

岩村透とは誰か。文化芸術はなぜ社会に必要か。

黒田清輝や森鴎外の盟友でありながら、忘却の彼方となった美術批評家・岩村透。
なぜ彼は忘れられたのか--美校の初代西洋美術史教授であった彼は、制作家と社会を結ぶ批評を重視し、「美術」による社会変革を試みた。1910年代の日本で、百年後の「美術と社会」を見据え、美術ジャーナリズムやアーツマネジメントを展開。言論統制下に美術行政を論じながらも早逝した彼の仕事の全貌と、驚くほど多分野の人々との共闘の足跡を辿る。

文学・絵画・彫刻・工芸・建築・社会思想などを繋ぐ学際研究、著者畢生の大作。
上下2巻で、新出図版も多数。カラー口絵各8頁。
年譜・参考文献・巻末関連資料など完備。

内容説明

黒田清輝や森鴎外の盟友でありながら、忘却の彼方となった美術批評家・岩村透。美校初代の西洋美術史教授の彼は、一九一〇年代の日本で、百年後の「美術と社会」を見据え、美術ジャーナリズムやアーツマネジメントを展開。言論統制下に美術行政を論じながら早逝した仕事の全貌と、多分野の人々との共闘の足跡を辿る。上巻は、感興と挑戦をモットーに美術界を牽引する若き岩村の姿が蘇る。

目次

第1部 岩村透を読み直すために(その生涯(一八七〇‐一九一七)
岩村透研究の推移と問題点
美術批評史研究の推移と岩村透の位相―批評期区分の試み)
第2部 世紀転換期の美術批評と岩村透の仕事(美術批評はいかにして可能か;技芸家のための西洋美術史;ボヘミアにズムの仕掛け人―「巴里の美術学生」の波及力)
第3部 明治大正期の初期社会主義と美術批評(坂井犀水と初期社会主義;岩村透と初期社会主義;先取られた追悼―森鴎外「かのやうに」における岩村透像)
第4部 前衛史観に抗して(『美術新報』改革とその戦略(一九〇九‐一九一三)
文展時代“小芸術”―“民藝”直前の装飾美術運動)

著者等紹介

今橋映子[イマハシエイコ]
1961年、東京生まれ。現在、東京大学大学院総合文化研究科・教授。博士(学術)。専門は、比較文学・比較文化。『異都憧憬 日本人のパリ』(柏書房。1993年)でサントリー学芸賞、渋沢クローデル特別賞を受賞。『“パリ写真”の世紀』(白水社、2003年)で重森弘淹写真評論賞、島田謹二記念学藝賞、日本写真協会賞学芸賞を受賞。パリ神話と外国人芸術家の関係を扱った異文化表象論、都市写真を中心とする写真文化研究などを経て、2008年以降は、日本近代美術批評を思想文化の中で問い直す仕事を展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アメヲトコ

6
超絶大部、一冊でも辞書みたいな厚さですが、これでも半分! 感想は下巻まで完走した後で。2021/09/21

小谷野敦

1
「かのやうに」のモデル> 鴎外の「かのやうに」の秀麿を批判する綾小路のモデルが岩村透だというところを読んだが面白かった。もっとも私としては大逆事件の時必死に保身に走っていた夏目漱石についても論及してほしかったがそれは無理か。2022/01/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/17689683
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品