内容説明
世界の市場規模は約15兆円、欧州では15万人の雇用創出、日本の7兆円市場が狙い目、「はやぶさ」帰還で高まる期待、宇宙産業を支える日本企業一覧。オール図解で宇宙産業を解説。
目次
1 動き始めた日本の宇宙ビジネス
2 ロケットビジネス最前線
3 人工衛星市場で稼ぐ
4 宇宙船が切り拓く日本企業の未来
5 宇宙ビジネスにはこうして参入する
6 海外宇宙ビジネス事情
著者等紹介
的川泰宣[マトガワヤスノリ]
1942年広島県生まれ。1965年東京大学工学部航空学科宇宙工学コース卒業(宇宙工学第1期生)、1970年東京大学大学院工学研究科航空学科専攻博士課程修了。工学博士、東京大学宇宙航空研究所、宇宙科学研究所、宇宙航空研究開発機構(JAXA)教育・広報統括執行役、同宇宙科学研究本部対外協力室長を経て、現職。この間、ミューロケットの改良、数々の科学衛星の誕生に活躍し、1980年代には、ハレー彗星探査計画の中心的なメンバーとして尽力(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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vinlandmbit
9
子どもができて技術者として向こう二十年何かしらで稼がねばと思った時に二十年後何が絡んでくるかを考えた時に一つ思い浮かぶ"宇宙"技術。そんなきっかけで手にとった本書ですが、予想以上に今の産業面での宇宙にしっかり記載がありとても良かった。特に「宇宙分野の開発方式」「宇宙関連法案の今」何より「宇宙産業のキープレーヤー」で国内関連企業とその分野を記載してるのは今後に活かせそう。宇宙と言うと夢物語ですが今後どうなるかは神のみぞ知るなので興味ある人は一読おすすめです。2014/04/28
ノリピー大尉
6
宇宙開発は国家主導によるものという発想は改めなければならない。民間による宇宙利用は、ますます活発になっていく。2014/05/06
さきこ
3
図解でビジュアル的に見やすい。前に読んだホリエモンの宇宙本と被る部分多。2013/09/22
ぽんぽこぴー
2
日本企業も部品レベル、機器レベルでは十分技術力はあるはずだが、国内需要だけでは製造ラインを維持できないだろう。やはり海外に打って出る必要がある。ようやくロケット打上げサービス、人工衛星(主として通信・放送用途)の輸出も始まりつつある。どうしても自分はモノに注目しがちだったが、本書で多くの応用分野を知ることができた。2016/01/02
Hideki Nakane
1
「宇宙ビジネス」の定義はあいまいであるが、衛星通信などを利用した通信産業を含めると世界4.23兆ドル市場である(Satellite Industry Associationの試算)。それもそのはずで、スマホやカーナビ、衛星放送など日常生活に欠かせない存在になっている。ニュースでも宇宙開発関連のものはよく目に耳にする。だけれども、宇宙ビジネスというのは何をやるビジネスなのかは、あまり一般になじみがないのではないだろうか。それはこれまで多くが国家事業で軍事ともかかわる分野でもあったからだろう。しかし昨今は、通2012/08/22
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