ピュリツァー賞作家が明かすノンフィクションの技法

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ピュリツァー賞作家が明かすノンフィクションの技法

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  • サイズ 46判/ページ数 254p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784560097496
  • NDC分類 901.6
  • Cコード C0098

出版社内容情報

プリンストン大学「文章教室」へ、ようこそ

 本書は、米国で当代随一のノンフィクション作家、名文家と評される著者が執筆にあたっての技術的なノウハウと考え方、そして出版業界の舞台裏を、書き手としての自身の歩みに即して綴ったハウツー本であり、自伝的エッセイである。元となっているのは、著者が長年教授を務めているプリンストン大学の執筆講座だ。
 「どんな記事を書くときも、まず初めに構成を考える」「創造性はテーマ選びの中にある」「文章を書くにあたってもっとも重要なのは『言及の枠組み』である」――格言にも似たアドバイスの数々が、具体的な文例や体験談に則して語られる。
 ただ、苦心して書き上げ、推敲を重ねた原稿も、実際に印刷に至るまでに苦難の道をたどることが多い。雑誌の編集者・校閲者ら「疑うことを職業とする一団」が現前に立ちはだかるからだ。『ニューヨーカー』誌に君臨した変わり者の編集長や、疑問点を事細かく指摘して執筆者を震え上がらせる伝説的な校閲者たちのエピソードからは、米国の雑誌ジャーナリズムを支えてきた現場の「熱」が伝わってくる。
 遊び心にあふれ、ときに辛辣なマクフィー先生の文章を堪能しながら、ノンフィクションの極意を学ぶ――読んで二度得する希有な文章読本。

内容説明

アメリカの雑誌ジャーナリズムを長年牽引してきた達人が、その極意を伝授。プリンストン大学「特別講義」八篇。遊び心あふれる文章読本。

目次

展開
構成
編集者・出版人
取材
言及の枠組み
確認
第四稿
省略

著者等紹介

マクフィー,ジョン[マクフィー,ジョン] [McPhee,John]
文筆家。創作ノンフィクションの草分け、1931年、米国ニュージャージー州生まれ。プリンストン大学卒業後、『タイム』記者を経て、『ニューヨーカー』のスタッフライターに。ピュリツァー賞に4回ノミネートされ、1999年に受賞(一般ノンフィクション部門)。2017年には、長きにわたる出版文化への顕著な功績が認められ、イヴァン・サンドロフ功労賞(全米批評家協会)が授与された。現在も執筆のかたわら、プリンストン大学で教鞭を執る

栗原泉[クリハライズミ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

harass

93
新聞雑誌でノンフィクションライターとして長年活躍してきた著者によるエッセイ。執筆の方法や取材をさまざまなエピソードを交えて語る。『ニューヨーカー』誌の名物編集者との卑語のやりとりや、事実確認係のチェックなどにいろいろ唸った。米国出版界のことはなかなか本が少なく実に興味深く読んだ。何よりもノンフィクションなので創作、話をつくらないという、当たり前のことにちょっと驚く。事実を取材し聞き取りしてそこから本や記事にしていくと。やや翻訳書特有の癖はあるが良書。2020/06/30

R

37
テクニック本かと思ったら、この本そのものが読ませるノンフィクションだった、凄い面白い。ニューヨーカー誌でオーサーだかライターだかしていた頃のお話を中心に、実際、どのようにして記事を書いていたかを綴った本。取材手法ではなく、それをどのように表現して記事にしていくか、そこにいたるまでどれくらいの仕事があるのか、校閲とは何かが実話とともに語られていて大変読み応えがある。なんか自分でも書いてみたいと思わされるほど、非常に面白い本でした。2021/01/18

くさてる

20
雑誌「ニューヨーカー」で長年活躍したノンフィクションライターによる一冊。アメリカ出版業界におけるノンフィクション作品の成り立ち、エピソード、取材過程から作品の構成から事実関係の確認までがどうなり立っていくかを丁寧に、けれど多少の軽さをもって解説していて興味深く読むことができた。当たり前の話だけど、一つの作品が完成するまでには著者ひとりでなく多くの人々の協力が不可欠なことがよく理解できた。だからこそ、あれだけ読み応えのある海外ノンフィクションが生まれるのですね。取材や書くことに興味がある人におすすめです。2020/07/18

DEE

17
著者はアメリカの著名なノンフィクション作家。 構成や書き出しの大切さ、編集者との関係、言葉の選び方、そして終わりの見えない困難な確認作業など、出版の裏側や自分の体験を話すことで、大きな意味での方法論となっている。 正解があるだけにノンフィクションにしかない難しさと面白さがあるのだろう。 エッセイとしてもとても面白い内容で、風変わりな編集者のエピソードや校正者の苦労話など笑わせてくれる。 どんな作家であれ、書けない苦しみは世界共通みたいだ。2020/08/06

パトラッシュ

10
米作家クーンツの『ベストセラー小説の書き方』では、とにかく読みまくり書きまくれば自然と書きたいジャンルと自分に合った書き方が身に付くとする。同感だがノンフィクションの場合はそうもいかない。テーマに従って綿密に取材し、事実に忠実ながら読者の関心を最後までつなぎとめるよう構成し、誤りがないか隅々まで気を付けねばならない。本書は長いライター生活で出会った編集者や校閲担当者、取材相手と出会った経験から会得したノンフィクションの書き方を伝授しながら半生を語る自伝でもある。著者86歳の作とは思えない魅力あふれる本だ。2020/03/25

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