東ドイツ史 1945‐1990

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東ドイツ史 1945‐1990

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  • サイズ 46判/ページ数 250p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560097335
  • NDC分類 234.075
  • Cコード C0022

出版社内容情報

第一人者による通史の決定版!

 ドイツ民主共和国(東ドイツ)は、戦後40年以上、ドイツ連邦共和国(西ドイツ)と二分された「分断国家」だった。ドイツ社会主義統一党(SED)が実質的に独裁し、東西冷戦の最前線に陣取り、市民は秘密警察に常に監視され、言論の自由も厳しく統制されていた。しかし80年代、ゴルバチョフが東欧の共産主義政権を維持する方針を放棄し、これを拒否したSEDに対し、市民による抗議運動が拡大する。そしてついに89年、ベルリンの壁が開放、翌年、再編された5つの州は西ドイツへ加盟し、消滅するに至った。
 本書は刊行以来、数多く改訂を重ね、「最もスタンダードな通史」として高く評価されている現代史だ。特長は、指導者や政党など政治的な動向を中心に、権力機構の誕生と崩壊という一本の筋道を設け、物語性がある点だ。この変遷をたどることで、一般読者や学生にも分かりやすい構成になっている。いわば政治史を中心に簡潔にまとめられた、新しい正統派の「入門書」と言えるだろう。著者はドイツ現代史研究者、マンハイム大学で東ドイツ研究の泰斗ヘルマン・ヴェーバーに師事、SEDの歴史と党内粛清、大衆組織が専門。図版多数・参考文献・人名索引収録。

内容説明

東ドイツ研究の第一人者による通史の決定版!指導者や政党など政治的な動向を中心に、「分断国家」の変遷をたどり、一般読者や学生に分かりやすく解説。数多く改訂を重ねる基本図書。

目次

第1章 独裁への道
第2章 一九五〇年代の東ドイツ
第3章 壁の影での安定化―一九六〇年代
第4章 ホーネッカー時代―一九七〇年代
第5章 最後の一〇年間
第6章 ドイツ統一への道のり

著者等紹介

メーラート,ウルリヒ[メーラート,ウルリヒ] [M¨ahlert,Ulrich]
ドイツの現代史研究者。マンハイム大学で政治学を学び、同大学で東ドイツ研究の泰斗ヘルマン・ヴェーバーに指導を受ける。東ドイツのドイツ社会主義統一党の歴史、党内粛清の歴史、東ドイツ社会における大衆組織が専門

伊豆田俊輔[イズタシュンスケ]
獨協大学外国語学部ドイツ語学科専任講師。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻、博士課程単位取得満期退学、博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Miyoshi Hirotaka

18
東ドイツ45年史。独裁者を擁して独裁者と戦った国が、敵の独裁者と独裁制を受け入れた。ソ連と同様に党が国家を支配する体制。共産圏内では優秀といわれたが、国を外部要因の変化から遠ざけてソ連に忖度する政策、いわば「鎖国」のおかげ。ペレストロイカ後は、面倒を見てもらえなくなり、外部要因の変化に晒されるようになった。天安門事件が起き、国民に銃を向けた悲劇を目の当たりにした。スターリン死去後の強権発動の爪痕はまだ生々しく、最悪の選択は回避した。最後は国民の大量越境を容認。国は内からの変化で解体、西ドイツに併合された。2021/06/16

nishiyan

17
ドイツ現代史研究家による東独史。ドイツでは広く読まれている本書の初邦訳。SED(ドイツ社会主義統一党)史という色彩は強いものの、建国から西独への編入による終焉までを豊富な資料を元に淡々と紡いでいる。分断国家であるが故の他の東欧諸国とは違った成り立ちをした東独。ゴルバチョフの登場とペレストロイカによる動揺、天安門事件支持で体制維持に一縷の望みを繋ごうとしたホーネッカー以下指導部の狼狽ぶりは哀れとしか言いようがない。経済政策の失敗と庇護者だったソ連の権力構造の変化に翻弄された45年だったのかと思うと趣き深い。2022/02/05

MUNEKAZ

11
ドイツ人史家による東ドイツ史。成立期の1945~49年の間が詳しく描かれおり、反ファシズムの希望が潰えて一党独裁に至る道や形式的に置かれた四つの政党の存在、人民と政治を結ぶ大衆組織の役割など興味深いところが多い。また崩壊直前の10年間にも多く頁が割かれており、指導部の高齢化のほかに「ペレストロイカ」を巡る「保護者」ソ連との反目、そして増え続ける西独からの借款により、改革を意識しながらも何もしない・できない状況に追い込まれていく様が描かれている。最後まで国民との一体感を得られなかった国家という印象を受けた。2019/11/30

アルノ

7
WW2後のソ連軍占領地域でのソ連による統治の時代からSED(ドイツ社会主義統一党)の一党独裁そしてベルリンの壁崩壊と東西統一までを扱った東ドイツ史の入門書だった。前に中公新書の東ドイツ史の本で読んでいたから歴史の流れはなんとなく覚えていたが、独特な翻訳のされ方もあって個人的には読みにくかった。ずっとソ連に対して従っていたのに結局宗主国のソ連が始めたペレストロイカの影響で最終的には国がなくなってしまったのは皮肉だと思った。DDR史入門には中公新書の「物語 東ドイツの歴史-分断国家の挑戦と挫折」の方がおすすめ2023/12/18

しめおん

2
東ドイツの概説書。SED(東ドイツで独裁を行った政党)がどのようにして権力を確立していったのか、どのように国民を支配していったのかが詳しく書かれている。全体を通して、SEDの経済政策はだいたい裏目に出ていると感じた。新自由主義はクソだけど、計画経済はそれ以上にクソなんだなってことを痛感させられた。ドイツが統一してもう30年だけど、東時代を経験した人のほうが多いという事実を考えると、やっぱり西と東でまだ精神的な統合に至っていないというのには納得する。真の統一はいつになるんだろうね。2023/01/22

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