出版社内容情報
本屋と旅をめぐる無類のブックガイド/ガイドブック
本と人と出会い、仲間と集い、ときに抵抗する場として……かつてあった/いまも続く書店と書店主、そこを訪れ、支えた人びとの営み。その幾多のエピソードに光を当て、書店の未来に寄りそう紀行エッセイ。
各章には「世界最古の書店」「政治的であるべく運命づけられた書店」など興味深いテーマが選ばれ、読者を書店への旅にいざなう。そして、本書のもうひとつのテーマ「旅」を通じて、書店の歴史をひもとき、日々足を運ぶ本屋、あるいは旅先での体験を通じて、「私たちにとって書店とは何か」を問いかける。
本書に登場する書店の数は300近く、著者が訪れた国は五大陸に渡る。各章のテーマごとに、書店と書店主、その店を贔屓にした作家たちが登場する文学や書店が舞台となった映画のタイトルが数多く言及される。建築や見た目の美しさだけでなく、「書店」という存在のみが果たしうる有機的な役割について、本書が訴えかけるものは大きい。
スペイン本国で2万部を売り上げ、英国、フランス、イタリアなど16か国で翻訳された話題作。同じスペイン語圏であるアルゼンチン出身の作家アルベルト・マンゲル氏も推薦する1冊。図版多数。
内容説明
本と人と出会い、仲間と集い、ときに抵抗する場として…かつてあった/いまも続く書店と書店主、そこを訪れ、支えた人びと。幾多のエピソードに光を当て、書店の未来に寄りそう紀行エッセイ。
目次
いつでもひとつの旅
アテネ最初の一歩
世界最古の書店
“シェイクスピア・アンド・カンパニー”
政治的であるべく運命づけられた書店
東方世界の書店
北米―東から西へ
中南米―北から南へ
神話の消えたパリ
チェーン書店
世界の果ての本と書店
ショー・マスト・ゴー・オン
日々の本屋
著者等紹介
カリオン,ホルヘ[カリオン,ホルヘ] [Carri´on,Jorge]
1976年、スペイン・タラゴナ生まれ。作家、文芸評論家。バルセロナのポンペウ・ファブラ大学で学び、現在は同大学で文学と創作を講じる。エッセイ、短編および長編小説、紀行文などを執筆し、「ナショナル・ジオグラフィック」や「ロンリー・プラネット・マガジン」に寄稿している。『世界の書店を旅する』(原題Librer´ias)は2013年度アナグラマ・エッセイ賞の最終候補となり、スペインで2万部を売り上げ、英国、フランス、イタリアなど16か国で翻訳されている
野中邦子[ノナカクニコ]
1950年生まれ。多摩美術大学絵画科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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