内容説明
なぜ、ヒストリカル盤に惹きつけられるのか。演奏史譚の名手が一九九一年から書き続けたエッセイ。
目次
ヒストリカル私記―東京レコード店めぐり(ヒストリカルとの遭遇―タワーレコードの「ジークフリート」;LPの末期―「ジュピター」と六本木のWAVE ほか)
第1部 「新譜徹底批評」より(劇映画『ノン・ティ・スコルダール・ディ・メ』/ジーリ;ワーグナー楽劇「トリスタンとイゾルデ」/ボダンツキー(指揮)メトロポリタン歌劇場 ほか)
第2部 「はんぶる・あうふたくと」より(トスカニーニ・イン・カラー;ワーグナーの聴いた声、マーラーの聴いた歌 ほか)
第3部 「はんぶる・ドット・こらむ」より(夕闇のトリスタン;クライスラー捏造事件 ほか)
著者等紹介
山崎浩太郎[ヤマザキコウタロウ]
1963年東京生まれ。早稲田大学法学部卒。演奏家たちの活動とその録音を、その生涯や同時代の社会状況において捉えなおし、歴史物語として説く「演奏史譚」を専門とする。雑誌と新聞への寄稿の他、ラジオ番組のパーソナリティも務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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