翻訳―訳すことのストラテジー

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翻訳―訳すことのストラテジー

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  • サイズ B6判/ページ数 198p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784560096857
  • NDC分類 801.7
  • Cコード C0090

出版社内容情報

「バベルの呪い」は呪いなのか?

 最新の翻訳研究(トランスレーション・スタディーズ)ではなにが論じられているのか? 本書では、「グーグル翻訳は原文の等価物か?」「『直訳』『意訳』という二分法は正しいのか?」といった身近な問題から、文学作品が翻訳を通じて新たな力を獲得しうるという「翻訳の詩学」と著者が呼ぶものまで、「翻訳translation」という事象が含む論点の広がりが一望できるようになっている。
 わたしたちが他者とコミュニケーションするにあたって、言語が重要な媒体としてあらわれる以上、「翻訳」を避けて通ることは不可能だ。著者に言わせれば、翻訳とは、言語や文化が接触するところにかならず生じるものであるためだ(それは必ずしも「外国語」や「異文化」に限らない)。翻訳は、言語や文化がはらむ差異の存在をあばきながら、その差異を楽しませてくれる。著者がくりかえし強調する点はここにある。
 マンガの翻訳やアニメのファンサブ、特異な「翻訳」として近年注目を集めている「漢文訓読」など、日本の読者にとって親しみやすい例が挙げられているのも本書の魅力。さらに、訳者による、日本の読者むけの読書案内を巻末に付した。

内容説明

「翻訳」という事象の広がりへ。最新の翻訳研究(トランスレーション・スタディーズ)ではなにが論じられているのか?これ1冊でひととおりわかる!やさしい入門書。

目次

1 交わる言語
2 定義
3 ことば、コンテキスト、目的
4 かたち、アイデンティティ、解釈
5 力、宗教、選択
6 世界のことば
7 翻訳的文学

著者等紹介

レイノルズ,マシュー[レイノルズ,マシュー] [Reynolds,Matthew]
オックスフォード大学教授。専門は英文学。オックスフォード=ワイデンフェルド翻訳賞の審査委員長もつとめた

秋草俊一郎[アキクサシュンイチロウ]
1979年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。日本学術振興会特別研究員、ハーヴァード大学研究員、東京大学教養学部専任講師などをへて、現在、日本大学大学院総合社会情報研究科准教授。専門はナボコフ研究、比較文学、翻訳研究など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

30
翻訳と言語の関係、翻訳がこの世界においてどう在ることができるかについての探究。専門書としてだけではなく、翻訳に対しての入門書でもある。Raynoldsの A Very Short Introductionにおける様々な問題点を訳者が上手く訳している。個人的には文学的翻訳について、それから宗教と翻訳における歪曲みたいなものを把握できたのでよかった。翻訳を把握するための非常な良書だろう。2021/03/15

サアベドラ

27
オックスフォードの入門書シリーズ A Very Short Introduction の一冊。著者は英語翻訳文学の研究者。近年の Translation Studies で扱われている話題を幅広く、分かりやすく読者に伝える内容となっており、英語の文章を日本語にしたりその逆にしたりする、いわゆる「他言語間翻訳」に限定した本ではないし、そのテクニックを伝授するものでもない(なので副題は少しミスリーディング)。読書案内も充実しており、これから翻訳論の専門書に挑戦したい学生や一般読者の準備体操としてはよい本。2019/06/11

Nobu A

10
正直期待外れ。そもそもタイトルの「TRANSLATION: A Very Short Introduction/翻訳ー訳すことのストラテジー」の等価性に疑問。タイトルで購入を決める人が多いと思うが、私もその一人。もっと技術的なことが書かれているかと思いきや、頁が進むごとに興味が失せ、後半は流し読み。オックスフォード大学出版会刊行の入門書。内容は体系的に纏まっているわけでもなく、どちらかと言うと筆者の雑感に近い。原語の「A Very Short Introduction」に目が行かなかったのが悪いのかな。2019/10/18

Iwata Kentaro

7
翻訳大好き。翻訳にまつわる話題満載。2023/03/02

nranjen

5
面白い。訳すること(の微妙な問題)について7章のトピックに分けられて論じられている。漢語とナウシカのきゅいいいいーんというのがとっつき所。借りたくせに積ん読にしてしまい次に待っている人が4人もいるため深くは読んでいない。2019/06/11

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