反復 (新装版)

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  • サイズ B6判/ページ数 251p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560096727
  • NDC分類 953
  • Cコード C0097

出版社内容情報

没後10年記念復刊、ヌーヴォー・ロマンの到達点!

 というわけで、ここで私はまた反復し、要約する。アイゼナッハから廃墟だらけのチューリンゲンやザクセンを経てベルリンへと向かう果てしなくながい列車旅行の最中に、私はずいぶん久しぶりに、話を簡単にするために私の分身、あるいはそっくりさん、あるいはさらにもっと演劇的でない言い方で《旅人》と呼ぶ男を見かけた──。
 〈第二次世界大戦直後の混乱したベルリンへの特殊工作員の潜入あり、謎の殺人事件あり、煽情的なうら若い少女売春あり、網をはりめぐらした秘密組織や警察と風俗業者の癒着があり、サドマゾ的な拷問があり、裏切りや処刑があり、最後も連鎖的な殺人と偽装で終わる。(中略)『反復』はB級エンターテインメント的な軽快さとばかばかしさが充満していて、アメリカ文学で言う《パルプ・フィクション》と受け取る読者もいるかもしれない〉(本書「訳者あとがき」より)。
 ベルリンへと向かう列車、窓から殺人現場の見えるホテル、SMプレイに魅せられた少女のいる人形店……華麗なる迷宮を、秘密の使命を帯びた〈私〉がさまよう5日間。
 没後10年記念復刊、著者渾身の最高傑作。ヌーヴォー・ロマンの到達点!

アラン・ロブ=グリエ[ロブグリエ]
著・文・その他

平岡篤頼[ヒラオカ トクヨシ]
翻訳

内容説明

廃墟の街ベルリンへと向かう列車、窓から殺人現場の見えるホテル、SMプレイに魅せられた少女のいる人形店…華麗なる迷宮を、秘密の使命を帯びた“私”がさまよう5日間。ヌーヴォー・ロマンの到達点!

著者等紹介

ロブ=グリエ,アラン[ロブグリエ,アラン] [Robbe‐Grillet,Alain]
1922‐2008。フランスのブレストに生まれる。国立統計経済研究所に勤めたのち、バナナなどの熱帯果実を研究する農業技師としてフランス領植民地を転々とするが、熱帯病で帰国の船上で執筆した『消しゴム』により、作家としてデビュー。創作活動と並行して評論集『新しい小説のために』を発表し、ヌーヴォー・ロマンの旗手として活躍。また、『牛年マリエンバートで』のシナリオを手がけて以降は映画にも関心を寄せ、9本を自ら監督している。2004年、アカデミー・フランセーズの会員に選出される。2008年、心臓発作によりカーンで死去

平岡篤頼[ヒラオカトクヨシ]
1929‐2005。1952年早稲田大学文学部卒。フランス文学専攻。早稲田大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

55
敗戦の傷跡が未だ癒えぬ独逸伯林、混沌としたその街をある任務を帯びた男が行く。というストーリーなのだが、男の任務も現在起きている出来事の理由も動機もよくわからず。これは自分の読解力の問題もあるけど、最大の問題は行動の主体がすぐに変化するためで、油断しているとすぐに文中で指しているのが誰かわからなくなる。なんだか『黒死館殺人事件』読んでいる時みたいに言葉の森の中に分け入っていくうちに、夢で霧の中を彷徨っているような感覚に襲われるんだよなあ。同著者の『消しゴム』は面白く読めたけど、本書はやはり手強かったです。2019/03/28

takao

1
ふむ2024/09/19

wakabon

0
個人的にフランス人作家では最も好きな人なのだが、邦訳が出た後、なぜか未読状態だったもの。 翻訳は相変わらずの平岡節で、ちょっと世代的な古さを感じるかな…。 中身は読者サービス的(?)に過去作品の一部や登場人物(名)が出てきて、ファンとしては懐かしい。流石に50~60年代の表現主義的な姿勢は穏やかになってるので、そこまで面白くはないが、「快楽の斬新的横滑り」を彷彿させる感じで、巨匠健在(既に亡くなっているが)といった感じ。 基本的に軽い内容なので、訳ももう少しそれに見合ったものだと良いんだけどな…。2020/04/25

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