星のなまえ

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星のなまえ

  • 高橋 順子【著】
  • 価格 ¥2,530(本体¥2,300)
  • 白水社(2018/09発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 224p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560096529
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

星を見るまなざしの美しさと険しさ

 『夫・車谷長吉』で今年度講談社エッセイ賞を受賞した詩人が、好評既刊『水のなまえ』に引き続き書き下ろした、星を巡る芳醇な香りに満ちあふれたエッセイ集。
 「星々が美しいとしたら、どんなふうに美しいのか、どんなふうに語りかけてくるのか。それらとどのように付き合ってきたのか。どのように共鳴して心の弦を鳴らしたか。どんな劇に出会ったか」――
 著者は古典から現代まで、詩歌から民俗学や旅に至るまで、星にまつわる多種多様なテーマを自在に逍遥し、さすがにどれも豊かな読後感が残って心地よい。
 例えば「すばる」。清少納言のお気に入りで、「枕草子」の一節「星はすばる。彦星。夕づつ。よばひ星すこしをかし……」はよく知られているが、星の記述はこの一節だけ。そこから清少納言の思いを探ろうとする。
 また小林一茶が自分を「我星」とよび、星に投影する姿を「我星はどこに旅寝や天の川」などの句例をあげて見てとろうとする。もちろん著者のお得意、北原白秋、室生犀星、堀口大學らの詩人が向き合った星への言葉も心に残る。
 星について、思わず人に語ってしまいたくなる一冊だ。

高橋 順子[タカハシ ジュンコ]
著・文・その他

目次

1(流れ星・死の光;彗星・ほうき星 ほか)
2(星の神;日本の星の民話 ほか)
3(私の『星の王子さま』;金星、明けの明星、宵の明星 ほか)
4(和歌に詠まれた星の意味;七夕のうた ほか)
八ヶ岳山麓から―あとがきに代えて

著者等紹介

高橋順子[タカハシジュンコ]
1944年千葉県海上郡飯岡町(現旭市)生まれ。東京大学文学部フランス文学科卒。詩人。1993年作家の車谷長吉と結婚。1997年『時の雨』で読売文学賞。2014年『海へ』で藤村記念歴程賞、三好達治賞。2018年『夫・車谷長吉』(文藝春秋)で講談社エッセイ賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

aloha0307

22
@図書館 特集コーナーで邂逅☺ 古くは古事記・日本書紀にも~方位や時間を知る手立てとして、夜空に静かに瞬く星たち...幼少時 街灯ひとつない真の真っ暗闇(そこでは、お月さま🌙&星明りの圧倒的存在感が)を思い出しました。賢治 中也 俊太郎先生らの作品にふれながら、星に物語を見出した、その世界に導いてくれます☺ ところで書中にもあった、「星影のワルツ」...そのワルツそのものはどんな旋律✿なんだろうね☺2019/03/10

あきあかね

6
 古の人々は、天体の知識は乏しかったかもしれないが、星の輝きを際立たせる漆黒の闇に包まれ、常に灯りに照らされた現代の我々よりも、星との距離は近かったのかもしれない。  本書は、詩歌や伝承、随筆、小説等において、古代から現代に至るまで日本人が星をどのように捉え、表わしてきたかを渉猟した、星と人との系譜である。  星々に対し人々は、感嘆、驚異、畏怖、懐旧など様々な思いを抱いてきたが、流転する世界に対置する、遥かな永遠のものへの憧れ、渇望が通底しているように感じられた。姉妹編の「水のなまえ」も読みたい。2018/12/05

belle

5
深夜に目覚めてベランダに出たら正面に木星。東の低空には金星が光る。星を眺めるなんて久しぶり。そういえば夕方には月も見えた。詩人高橋順子が星にまつわるあれこれを語る本。紹介されていた有賀連の詩「大きなお風呂」に目が留まった。まず月がはいりそのあとに星がみんなではいる、というそれだけの詩だが、そのお風呂はきっとあの高い山のあの大きな池かなあと想像した。著者も山上の湖沼を思い描く。旧暦と伝統的七夕に向けて星の本を読もうと手にした一冊。星の名前と共にたくさんの詩歌や小説などをじっくり味わった。空の星とそして人と。2020/07/26

リエ

4
星にまつわる詩や小説、神話、暦などをテーマにしたエッセイ集。 星空に憧れや畏怖を抱く人は少なくないだろう。 それは小説家や詩人も例外ではなく、皆それぞれの研ぎ澄まされた感性で星空を表現している。 本書でも宮沢賢治、三島由紀夫、稲垣足穂、谷川俊太郎、サン=テグジュペリなど、数多くの作品が取り上げられている。 彼らの綺羅星のように輝く言葉に触れた後は、部屋を飛び出して本物の星空を見上げたくなる。 そんな一冊。2019/01/09

てぃな

3
書店で表紙が目に留まり、思わず購入してしまった本。 星の名前の由来から伝記、星の詩、歌など作者が厳選した星に関する事柄がこれでもかと言うほど一杯つまっている。 読みながらまるで草原に寝転んで満天の星空を見上げているような、そんな気持ちになれる本だ。2018/12/05

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