ガンディーとチャーチル〈上〉1857‐1929

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ガンディーとチャーチル〈上〉1857‐1929

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  • サイズ 46判/ページ数 410p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560096413
  • NDC分類 126.9
  • Cコード C0022

出版社内容情報

戦争と平和、革命と反動、英雄と民衆――二十世紀とは果たして何だったのか? 二人の巨人の人生行路から眺めた一大記念碑。敗者たちが創った新たな時代

 ヴィクトリア朝末期に大英帝国の中心と辺境でそれぞれ生を受けたガンディーとチャーチル。一方は非暴力不服従運動の「マハートマ」(偉大な魂)として祈る姿、他方は第二次世界大戦でヒトラーを打ち破った「Vサイン」で印象深い。
 生まれも育ちも異なる二人は、運命に引き寄せられるように、その人生で何度もすれ違い、また一度だけ直接出会ったこともあった。
 本書は、大英帝国の最盛期、イギリス・インド・南アフリカで二人がどのように生まれ、覚醒し、そして敗北していったかを描いた一大ノンフィクションである。
 その大きな柱になっているのは、ヴィクトリア朝末期に台頭した「ニューエイジ運動」である。ガンディーは弁護士になるためロンドンに留学中、交霊術や神智学で名を馳せたブラヴァツキー夫人によって初めて「インド」を発見する。他方、チャーチルは、ウェッブ夫妻やロイド・ジョージらとともに自由党急進派として、社会的帝国の建設に打ち込んだ。
 大英帝国の栄光に邁進した二人にその後何が起きたのか? ボーア戦争の辛勝とヴィクトリア女王の死によって翳った二人の人生を辿る。上巻はシパーヒーの叛乱から世界恐慌まで。ピュリツァー賞最終候補作。

アーサー・ハーマン[ハーマン]
著・文・その他

田中 洋二郎[タナカ ヨウジロウ]
監修/翻訳

守田 道夫[モリタ ミチオ]
翻訳

内容説明

敗者たちが創った、新たな時代。戦争と平和、革命と反動、英雄と民衆、そして勝利と敗北―二十世紀とは果たして何だったのか?二人の巨人の人生行路から眺めた一大記念碑。

目次

チャーチル家とラージ
ランドルフ卿、実権を握る
権力の幻影―ガンディー家、インド、英国支配
目覚め―ロンドンと南アにおけるガンディー 一八八八~一八九五
目覚め2―インドのチャーチル 一八九六~一八九九
戦いにおける人々 一八九九~一九〇〇
一点に集中する道 一九〇〇~一九〇六
短い出会い 一九〇六~一九〇九
転換点 一九〇九~一九一〇
分かれ道 一九一一~一九一四
はるかなる橋頭堡 一九一四~一九一五
ガンディーの戦い 一九一五~一九一八
流血の惨事 一九一九~一九二〇
非協力 一九二〇~一九二二
運命の逆転 一九二二~一九二九

著者等紹介

ハーマン,アーサー[ハーマン,アーサー] [Herman,Arthur]
1956年生まれ。米ミネソタ大学卒業後、ジョンズ・ホプキンズ大学で修士号と博士号を取得。『近代を創ったスコットランド人』(守田道夫訳、昭和堂)は全世界で35万部発行され、『ガンディーとチャーチル』はピュリツァー賞最終候補になるなど、アメリカを代表する歴史家

田中洋二郎[タナカヨウジロウ]
印ネルー大学大学院修了、国際交流基金勤務

守田道夫[モリタミチオ]
東京大学経済学部卒業、丸紅勤務を経て翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

星落秋風五丈原

36
歴史で習ったシパーヒーの乱から始まる。インドを絶対的植民地として信頼していたイギリスに東インド会社インド人傭兵シパーヒーが牙をむく。きっかけは新たに支給されることになっていた新式の銃の薬包の紙に塗られていた牛脂・豚脂だ。反乱は平定され約500年続いた王朝は完全に消滅。インドとイギリスに、運命の男性が生まれる。ウィンストン・チャーチルとモーハンダース・ガンディーだ。ザ・英国紳士でシルクハットもぴしっと決めるチャーチル。粗末な衣を身にまとうガンディー。お互いインドを大事な存在と思うからこそ、二人はぶつかる。2019/01/21

ヘラジカ

31
同時代に生まれた二人の指導者、ガンディーとチャーチルから見るイギリスとインドの歴史。上下二段組に情報が詰め込まれているため圧倒的なボリュームがある(そして二巻構成…)。この手の歴史書を真面目に読むのは初めてで、口が裂けても世界史を真っ当に勉強してきたと言えない身としては、上巻だけでも骨の折れる読書だった。名前だけは知っている二人の歴史上人物が、本当に名前だけしか知らなかったことを気付かされた一冊。詳細な感想は下巻にまとめて……の予定。2018/08/16

ばたやん@かみがた

24
片やインド独立の象徴的人物、片やイギリス帝国維持を使命とした政治家と両者は対極に位置する様に思える。だが著者は二人のメンタリティや政治的立場に意外な共通点があることを明らかにしている。①道徳的振舞いを最優先し、政治的損失が生ずることを理由に周囲から反対されても強行したこと。②議会制民主主義に相応しいスキルを身につけていたこと。チャーチルは政治家の弁舌で、ガンディーは法曹界で鍛えた事実認定の力で。インドで無辜の民を銃殺した英軍将軍の罪を別々に問う両者の営為にそれが良く表れている。③幾多の失敗を重ねる(続 2018/12/24

TK39

3
英国のインド支配を中心にガンディーとチャーチルがどのように生きてきたか。ガンディーは若い頃は野心を持つインド人として、南アフリカに渡る。そこで何の権利もないインド人の実情を肌で感じ、インド人としてのアイデンティティに目覚める。チャーチルは帝国主義者として、大英帝国の支配を形を変えつつも維持しようとする。ガンディーもチャーチルも歴史上の偉人だが、2人とも最初から揺るぎないリーダーであった訳ではない。変わり者として敵対者も多かった。ガンディーのカースト制廃止、ヒンドゥーとイスラムとの融和の思いは未だに問題。2023/07/01

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