出版社内容情報
大指揮者の遺稿集。音楽、芸術、人間についての鋭い警句にあふれた論説は、哲人でもあった巨匠の内面をあますところなく示している。大指揮者の遺稿集。音楽、芸術、人間についての鋭い警句にあふれた論説は、哲人でもあった巨匠の内面をあますところなく示している。
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー[フルトヴェングラー]
著・文・その他
芦津 丈夫[アシヅ タケオ]
翻訳
内容説明
20世紀を代表するマエストロの肉声ともいうべき遺稿集。名指揮者が30年にわたって手帳に書きこんできた省察と、29歳のときの初論文「一音楽家の時代的考察」から最晩年の「混沌と形象」まで、生前未発表の11篇の論文を収録。
目次
第1部 カレンダーより
第2部 論文と断片(一音楽家の時代的考察;指揮の諸問題;芸術におけるドイツ的なものへの問い;指揮者の仕事道具;精神の死;メンデルスゾーン―没後百年の記念日に寄せて;ハンス・プフィッツナーの作品;フィデーリオ;ザルツブルク音楽祭;演奏旅行について;混沌と形象)
著者等紹介
フルトヴェングラー,ヴィルヘルム[フルトヴェングラー,ヴィルヘルム] [Furtw¨angler,Wilhelm]
1886‐1954。指揮者、作曲家。ドイツ・ベルリン生まれ。ラインベルガーやシリングスに師事し、リューベック、マンハイムの歌劇場指揮者を経て、ニキシュの後任としてライプツィヒのゲヴァントハウス管弦楽団の首席指揮者となる。ベルリン・フィルハーモニー、ウィーン・フィルハーモニーの指揮者等を歴任するも、第二次世界大戦後はナチスに協力した疑いで一時演奏活動を休止。その後無罪が立証され、ベルリン・フィル終身指揮者。ドイツ・オーストリア音楽を得意とし、モーツァルト、ベートーヴェン、ワーグナー等の名演で知られる
芦津丈夫[アシズタケオ]
1930年生。1953年京都大学文学部卒。ドイツ文学専攻。京都大学名誉教授。花園大学教授。2001年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 教育っていったい何だろう