出版社内容情報
「凡庸な進歩主義者」と誤認されるコンドルセを、科学・アメリカ・旧体制という観点から眺め、18世紀思想史に位置づけた画期的論考
内容説明
旧体制と大革命を結ぶ豊穣な思想世界。「凡庸な進歩主義者」と誤認されるコンドルセを、科学・アメリカ革命・旧体制改革という観点から眺め、十八世紀思想史に位置づけた画期的論考。
目次
第1章 コンドルセの知的世界―学問と政治(科学の視点;司法への関心;政治の経験)
第2章 コンドルセとアメリカの経験(アメリカへの眼差し;テュルゴのアメリカ観;連合規約から連邦憲法へ;コンドルセのフランクリン像)
第3章 新しい秩序構想―地方議会から国民議会へ(地方議会の設置の試み;「代表民主政」の構想;地方議会構想;政治状況の変化)
第4章 革命の動乱と共和国(革命期の活動と諸課題;自由な国制の条件;共和政について;憲法の構想―共和国の実現に向けて)
著者等紹介
永見瑞木[ナガミミズキ]
東京大学法学部卒業。2007年から2012年にかけて、パリ第一大学哲学科博士課程に在籍。2014年、東京大学大学院法学政治学研究科博士課程単位取得退学。2015年に博士号(法学)取得。立教大学法学部助教。専門は政治学史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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