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出版社内容情報
2018年、創業100周年を迎える洋酒バー「サンボア」。大阪、京都、東京に14軒を構える由緒ある酒場の知られざる歴史を辿る。
内容説明
大阪―堂島サンボア/北サンボア/南サンボア/島之内サンボア/梅田サンボア/サンボア・ザ・ヒルトンプラザ店/北新地サンボア/天神橋サンボア。京都―京都サンボア/祇園サンボア/木屋町サンボア。東京―銀座サンボア/数寄屋橋サンボア/浅草サンボア。「古き良きサンボアのかおり今もなお…」―14店に受け継がれる名門の伝統と心意気。
目次
1 サンボア創業(サンボアというバー;ルーツを訪ねて;サンボア創業 ほか)
2 戦後の再出発(終戦、そして戦後;南サンボア誕生;関西バー協会 ほか)
3 サンボアのDNA(鍵澤時宗の死;京都サンボアの中川英一と長男・宏;木屋町サンボアの中川清志と長男・涼介 ほか)
著者等紹介
新谷尚人[シンタニナオト]
1961年大阪生まれ。関西大学在学中、83年にアルバイトとして「南サンボア」に入店。大学卒業後、高校の英語科の講師として教壇に立つかたわら、86年、「サンボア・ザ・ヒルトンプラザ店」の開業と同時に入店。94年独立を果たし、「北新地サンボア」を開業。2003年「銀座サンボア」を開業。2011年「浅草サンボア」を開業し、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン
6
美しい装丁。思いがけず神戸の歴史を垣間見ることになった。そうだよな、神戸には名だたる名店がいっぱいだったもんな。それを育む素地があったということは認めよう。2018/02/28
Kazuo Ebihara
3
私のバー巡りの旅は、サンボアから始まった。 そのサンボアが、今年創業100周年を迎えた。奇しくも、パナソニックと同じだ。大正7年に神戸で産声を上げ、大阪、京都、東京と暖簾分けをし、現在14店になっている。著者は、北新地店、銀座店、浅草店のオーナー。記録が無い創業から戦前までの様子を探り、現在まで続くサンボアの歴史と関わった人々の生きざまを著した。 一昨年、2年半かかってサンボア14店全店制覇した 私にとってはバイブルのような本。 バブルに踊らされず、人々と誠実に向かい合う企業は生き残るんですね。 2018/04/11
い
1
創業者がチャランポランで、弟子たちががんばり、発展して今の繁栄があるのが面白いなと。系列統一はコースターくらい?どうりでそれぞれ店の特長があるんだなと。職場のおじさん、池波正太郎、山口瞳、各々のサンボア像を教えてもらった。最初に教えてくれたのは職場のおじさん。北新地サンボアだった。あの時お酒を作ってくれたバーテンが、作者だったと気づく。直接話すのは野暮と思いながら、とりあえず近いサンボア訪ね、飲めばまぁ、長居するわな。今後の繁栄を心から祈ります。2021/07/01
spike
1
まだ1〜2回しか足を踏み入れたことのないサンボア。 なんだか背筋を伸ばして入らないといけないような気がして、なかなかいくことがない、五十代になっても憧れの場所でした。これからは行こう。当たり前だけど著者の方の愛にあふれている本。2018/08/20
Emi
0
創業100年を迎えたバーの歴史を、様々な資料や関係者の話から辿っていった本。世の中の流れの影響を受けやすい水商売と呼ばれる業界で、100年も続くなんて、すごいことだ。様々な困難を乗り越え、親から子へ、師匠から弟子へ、大切に受け継がれていったサンボアの看板。これからも「古きよきサンボアのかおり」を受け継いでいって欲しい。2019/09/10