わたしはこうして執事になった

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  • サイズ B6判/ページ数 369p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560095270
  • NDC分類 366.8
  • Cコード C0022

出版社内容情報

執事には誰がどういうキャリアを経てなるのか。大貴族や英国大使館の名執事からドロップアウト組まで5人が語る、笑いと苦労の年月。華麗なる時代の最後の輝きの日々
 登場するのは、『日の名残り』の主人公のモデルといわれる「クリヴデンのリー卿」ことアスター子爵家のエドウィン・リー、ニューヨークの英国大使館執事を務めた「執事の王子」チャールズ・ディーンら業界の名執事たちに、途中で他業界へ移ったひとりを加えた5人。
 彼らはみな、18世紀後半~第二次大戦前のイギリスで、地方の労働者階級の家に生まれて10代前半から働きはじめ、それぞれ異なるキャリアをへて執事への道を歩む。執事になってからの、大邸宅の日常や豪華な大イベントを取り仕切る責任者としての、驚くような仕事内容と、責任にともなう孤独な立場。チャーチル首相や王家の人々との関わり。そして、20世紀社会の激変に翻弄されながら、華麗な貴族の時代の終わりを目の当たりにする哀しみ……。華やかなまま引退する者もいれば、悲運に見舞われた雇用主一家にあくまで忠義を尽くす者、?旧時代の雇い主?の要求と?新時代の部下?という現実の板ばさみになって苦しむ者など、その結末はさまざまだ。
 5人それぞれが一人称で語る人生の物語は、楽しい読み物であると同時に、20世紀イギリス史の貴重な記録である。

ロジーナ・ハリソン[ハリソン]
1899年イギリス、ヨークシャーに、石工の父と洗濯メイドの母の長女として生まれる。1918年、18歳でお屋敷の令嬢付きメイドとしてキャリアをスタート、1928年にアスター子爵家の令嬢付きメイドとなり、同年、子爵夫人ナンシー・アスター付きメイドに昇格する。以後35年にわたってアスター家に仕えた。1975年に『おだまり、ローズ――子爵夫人付きメイドの回想』、76年に本書を刊行、1989年没。

新井 雅代[アライ マサヨ]
津田塾大学学芸学部国際関係学科卒。訳書はピクネット『トリノ聖骸布の謎』、ウーリー『オークションこそわが人生』(以上、白水社)ほか。

新井 潤美[アライ メグミ]
上智大学文学部英文学科教授。著訳書は『階級にとりつかれた人びと――英国ミドル・クラスの生活と意見』(中公新書)、『不機嫌なメアリー・ポピンズ――イギリス小説と映画から読む「階級」』(平凡社新書)、『執事とメイドの裏表――イギリス文化における使用人のイメージ』(白水社)ほか。

内容説明

華麗なる時代の最後の輝きの日々―執事には誰がどんな経験をへてなるのか。執事になった人なれなかった人、貴族の大邸宅や在米イギリス大使館に勤めた五人が語る、笑いと苦労、時に涙の職業人生。『おだまり、ローズ』の著者がおくる、男性使用人の世界。

目次

1 プロローグ
2 ゴードン・グリメット
3 エドウィン・リー
4 チャールズ・ディーン
5 ジョージ・ワシントン
6 ピーター・ホワイトリー
7 エピローグ

著者等紹介

ハリソン,ロジーナ[ハリソン,ロジーナ] [Harrison,Rosina]
1899年、イギリス・ヨークシャーに、石工の父と洗濯メイドの母の長女として生まれる。1918年、18歳でお屋敷の令嬢付きメイドとしてキャリアをスタート、1928年にアスター子爵家の令嬢付きメイドとなり、同年、子爵夫人ナンシー・アスター付きメイドに昇格する。以後35年にわたってアスター家に仕えた。1989年没

新井潤美[アライメグミ]
東京大学大学院博士課程満期退学(比較文学比較文化専攻)。上智大学文学部教授。学術博士

新井雅代[アライマサヨ]
津田塾大学学芸学部国際関係学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

九月猫

50
「おだまり、ローズ」のロジーナさん2冊目の著書。タイトルで“クリヴデンのリー卿”ことエドウィン・リー氏の回顧録かと思っていたのだけど、5人の執事(正確には執事ではない方も)にお話を聞いたもの。もちろんそのうちの一人はリー執事。聞き手兼書き手がローズさんであり、繋がりがアスター家ということで、アスター家とレディ・アスターについては上げたり下げたりしながらも、皆さんかなり贔屓しているような(笑)前作同様、お屋敷奉公の世界の出世話は興味深くとても面白かった。ちらっと出てきた英国のお屋敷らしい幽霊話も面白かった。2017/03/31

星落秋風五丈原

46
彼女が知り合った執事となった4人プラス途中で辞めた1人(だから厳密に言えばタイトルに偽りあり)の屋敷での人生を綴ったのが本書。彼等の主観による記述だけでなく、章末に必ず「~(人名)の回想についてひとこと」というローズの文章で第三者から見た彼等についても補完されており、公平性を期した内容。主人・使用人それぞれの領分を侵さないながらも疑似家族のような所があった時代から、使用人の意識も変化。彼等と主人の関係性が希薄になってゆく様子が哀切を込めて語られる。貴族たちが失ったのは、財産ばかりではなかったのだ。2017/01/01

miyu

39
「おだまり、ローズ」を読んだのは2年も前だったのかとまずは驚く。今度のお話はアスター家に関わりのある執事たちの回顧録。もちろんお目当ては大執事「クリヴデンのリー卿」ことエドウィン・リー。前作でそのあまりに見事な采配ぶりと心騒ぐ男っぷり(オジサン趣味なもんで・笑)に胸きゅんしたのだが、この作品の中でのリー卿の語りは短い!他の4人よりもずっと話すことが多かったはずなのに。結局は執事の生活を全うしなかったゴードン・グリメットの語りが最も長く、それもトップバッターだったせいで少々飽きたのは内緒。とても面白かった。2017/04/20

おかむら

36
お屋敷奉公人の世界。5人の執事の聞き書き回顧録。ダウントンアビーがもうすぐ終わってしまうので(淋しい)いいタイミングで読めたわ。イギリスの階級社会や貴族階級の没落、使用人の出世コースがよくわかる。カーソンさんやモールズリーさんやトーマスを思い浮かべてニヤニヤしながら読みました。2017/07/13

ごへいもち

22
面白かった「おだまり、ローズ」の著者の周囲の数名の執事の自伝、一気読み。程度の低いイタズラもあるけれど2019/10/26

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