ガルブレイス―異端派経済学者の肖像

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  • サイズ B6判/ページ数 200p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560095126
  • NDC分類 331.253
  • Cコード C0033

出版社内容情報

「拮抗力」「依存効果」「社会的アンバランス」「テクノストラクチャー」など新概念で資本主義の本質に迫ろうとした異端派の肖像〈ゆたかな社会〉を超えて
 ジョン・ケネス・ガルブレイスは我が国で人気の高い「異端派」経済学者である。彼が亡くなって今年でちょうど10年。この間リーマンショックをはじめとした経済危機が相次ぎ、正統派経済学を批判し続けた彼の足跡が改めて注目を集めている。
 ガルブレイスは既成の「通念」(「制度的真実」)にとらわれることなく、まず現実を直視し、その現実の分析ないし理解に必要と考える場合、自ら新しい概念を創造した点にユニークさと魅力がある。
 『アメリカの資本主義』では「拮抗力」、『ゆたかな社会』では「依存効果」、『新しい産業国家』では「テクノストラクチュア」の析出というように、彼の概念は正統派経済学の狭い理論枠組を超えて、時代を鮮やかに切り取っていった。異端たるゆえんである。
 一方、こうした彼への関心の高まりにもかかわらず、評伝の類はこれまでほとんど存在しなかった。本書は20世紀経済学を俯瞰しながら、ガルブレイスの思想と行動を位置づけた稀有の評伝になる。資本主義にガルブレイスはいかに向き合ったのか? 小社で刊行した初期の名著『アメリカの資本主義』(新川健三郎訳、根井雅弘解説)と併せて手に取りたい一冊。

根井 雅弘[ネイ マサヒロ]
1962年生まれ。1985年早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。1990年京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。経済学博士。現在、京都大学大学院経済学研究科教授。専門は現代経済思想史。『現代イギリス経済学の群像』(岩波書店)、『サムエルソン 『経済学』の時代』(中公叢書)、『シュンペーター』(講談社学術文庫)他多数。

内容説明

「拮抗力」「依存効果」「社会的アンバランス」「テクノストラクチュア」など独創的な概念で資本主義の本質に迫ろうとした異端派の肖像。“ゆたかな社会”を超えて。

目次

第1章 価格皇帝見習(ケインズ経済学のアメリカ上陸;価格統制をめぐって;アメリカ資本主義への関心)
第2章 異端の経済学(正統と異端;依存効果と社会的アンバランス;ケネディ政権の内と外)
第3章 大企業体制の光と影(「テクノストラクチュア」の台頭;「新しい産業国家」論争;計画化体制と市場体制)
第4章 リベラリズムと批判精神(保守主義の復活に抗して;「満足の文化」への警告;経済学史の中のガルブレイス)

著者等紹介

根井雅弘[ネイマサヒロ]
1962年生まれ。1985年早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。1990年京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。経済学博士。現在、京都大学大学院経済学研究科教授。専門は現代経済思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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好奇心の横断歩道を渡る!

2
ガルブレイスの主張を、ほかの主張と比べつつ話が進む感じ。色々考えるきっかけが詰まっていた。「依存効果」の話で、GDPという指標に頼りすぎるのもまずいな、とか。ポスト・ケインジアン(やMMTer)御用達のSFCモデル、細かいことを言えば無数の形があるだろうけど、どんな使われ方してるのか、本気で勉強してみようかな。迷う。ウェブ上には、日本語だと良い資料が少ない。///ガルブレイスは、制度派と呼べばいいのか、制度学派と呼ぶべきなのか、それとも?まぁ、大事なのは派閥ではないけど。2022/02/03

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