パリの漆職人 菅原精造

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  • サイズ B6判/ページ数 335p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560095089
  • NDC分類 752
  • Cコード C0072

出版社内容情報

明治38年渡仏、生涯を異国の地で漆工芸の発展に尽くした「幻の巨匠」。その謎の生涯と業績を元フジTVパリ支局長が再現。

熱田 充克[アツタ ミツヨシ]
1955年生まれ。上智大学文学部卒。1979年毎日新聞入社。1985年、フジテレビ入社。報道局パリ支局長、外信部長、国際局長などを歴任。新聞協会賞など受賞多数。

内容説明

フランス工芸界に多大な影響を与えた「幻の巨匠」。その謎の生涯と業績を、元フジTVパリ支局長が20年にわたる執念の調査で浮かび上がらせる。

目次

スガワラという男
アイリーンという女
巴里という街 一九〇〇年
カギは酒田にあった
娘がいた!スガワラの居場所
揺れる大地と少年期
石碑に刻まれた男たち
運命の分岐点 東京美術学校
ジャポン それは漆という神秘
図南の翼、パリへ!
不協和音とテアトル長屋
菅原と日本人洋画家たち
パリからの叫び「漆がほしい!」
漆は洋上で輝く ジャン・デュナン
家族、そして独立
日仏映画秘史 オオスダを探せ
最期の地“鷲の農場”
「私はここ」に導かれて
菅原はどういう工芸家だったのか?

著者等紹介

熱田充克[アツタミツヨシ]
1955年生。上智大学文学部卒。1979年、毎日新聞社入社。1985年、フジテレビ入社。報道局パリ支局長、外信部長、国際局長などを歴任。2003年に「シリーズ検証・C型肝炎」で新聞協会賞、日本民間放送連盟賞・最優秀、米ピーボディ賞、早稲田ジャーナリズム大賞などを受賞。家具道具室内史学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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どんぐり

79
川上比奈子の「アイリーン・グレイが学んだ菅原精造の日本漆芸の背景」(2107年)の論文を先に読んだ。菅原精造(1884-1937)は、日本ではほとんど知られていないが、フランスでは日本の漆工芸を欧州に広めた人として知られている。その生涯をたどったノンフィクションである。酒田市出身の漆職人で、東京美術学校を卒業してフランスに渡り、日本に帰国することもなく日中戦争が勃発した年にフランスで亡くなっている。フランス人女性との間の遺児を探し、点と点を結び、この埋もれた人物に光を当てていく。→2025/03/03

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