内容説明
聴く者を惹きつけずにおかないリズム感!正確無比な指の動き!絶妙な音色のアラベスク!音楽作品の解釈家としてのグールドの思考を詳細に検討して、ヴィルトゥオーゾ・グールドのピアノ演奏のテクニックを解剖する。その演奏のエッセンスをCD(26トラック、71分)に収める。
目次
第1部 前提(グールドの美学とレパートリー;演奏者の役割;論述としての演奏)
第2部 演奏習慣(グールドとピアノ;対位法;リズム;強弱法;アーティキュレーションとフレージング ほか)
著者等紹介
バザーナ,ケヴィン[バザーナ,ケヴィン][Bazzana,Kevin]
カリフォルニア大学バークレー校でリチャード・タルスキンに師事、音楽史と文学の博士号を取得。フリーランス・ライター、編集者および講演者として活躍中。グレン・グールド財団刊行の“GlennGould”誌の編集者。現在二十世紀の「異端」ピアニストたちについて執筆中。カナダ、ブリティッシュ・コロンビア州、ブレントウッド・ベイ在住
グエン,サダコ[グエン,サダコ][Nguyen,Sadako]
東京生まれ。1975年にカナダに渡る。1988年以来、翻訳者としてカナダ連邦政府と契約を結ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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