ウエルベック発言集

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  • サイズ 46判/ページ数 358p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784560094587
  • NDC分類 954
  • Cコード C0097

出版社内容情報

冷笑よりも、素朴だが重要なメッセージ。

 筆禍に舌禍、テロ事件やコロナ禍まで、作家生活30年の集大成! フランスきってのベストセラー小説家による、待望のエッセイ集。
 ウエルベックは〈私が政治的に正しくなって、それで何が得られるのでしょう。〉と語る。その歯に衣着せぬ発言の数々には、眉をひそめさせられるものもある。拒絶反応を引き起こす読者もいるだろう。
 詩人や文学者をはじめ、左翼知識人にフェミニスト、映画、音楽、建築、宗教……まがまがしくも目くるめく混乱した世界に「介入」するウエルベックの論舌は、鋭く、耳目を集める。
 多種多様なジャンルを射程におさめた本書に通底するのは、「口撃」しようとする批判精神ではなく、人間性への関心だ。そこから浮かび上がってくるのは、書くことに愚直にむきあう人物の創作の秘密─「現実を観察し、未来を予測する小説家の哲学」である。冷笑よりも、素朴だが重要なメッセージが込められている。
 ヴァレリー・ソラナスの問題作『SCUMマニフェスト』の解説(「人類、第二の段階」)も完全収録! なお巻末には、フランスの政治や文化がわかるように、訳者による「索引註」を付す。

内容説明

「私が政治的に正しくなって、それで何が得られるのでしょう。」政治家はもちろん、詩人や文学者をはじめ、左翼知識人にフェミニスト、映画、音楽、建築、宗教…まがまがしくも目くるめく混乱した世界に、歯に衣着せないロジックで「介入」する!フランスきってのベストセラー小説家による待望のエッセイ集。

目次

ジャック・プレヴェールは間抜けだ
ジャン=クロード・ギゲの『蜃気楼』
混乱へのアプローチ
失われたまなざし―無声映画への賛辞
ジャン=イヴ・ジュアネとクリストフ・デュシャトレとの対談
皮むきとしての芸術
創造的不条理
パーティー
無為の時間
オペラ・ビアンカ〔ほか〕

著者等紹介

ウエルベック,ミシェル[ウエルベック,ミシェル] [Houellebecq,Michel]
1956年生まれ。現代フランスを代表する小説家、詩人。スキャンダラスな内容から批判にさらされることが多いが、その小説作品は40を超える言語に翻訳され、世界的な人気を博している

西山雄二[ニシヤマユウジ]
1971年生まれ。東京都立大学人文科学研究科教授

八木悠允[ヤギユウスケ]
1983年生まれ。ロレーヌ大学博士課程在籍。専門はフランス現代文学、とくにミシェル・ウエルベック研究

関大聡[セキヒロアキ]
1988年生まれ。東京大学大学院博士課程、パリ・ソルボンヌ大学フランス文学・比較文学研究科博士課程に在籍。専門は二十世紀フランス文学・思想、特にジャン=ポール・サルトル研究

安達孝信[アダチタカノブ]
1990年生まれ。日本学術振興会特別研究員PD。神戸大学、奈良女子大学非常勤講師。19世紀フランス文学、とくにエミール・ゾラを中心とした自然主義文学研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やいっち

67
我輩にとってウエルベックの初の評論集。彼の人柄が如実に浮かび上がる? 論旨より自らの関心(小説そして人間)に引き寄せる。反骨というより天の邪鬼っぽさを感じた。作家は最後は作品なのだ。2023/10/17

ラウリスタ~

17
ウエルベックの冷笑的で皮肉な箴言集…ではない。文学、観光産業、クローン技術、性、宗教など、小説で扱われてきた諸問題について作家が語る。時に小説への萌芽をそこに発見し、時には小説の解説を見る。30年あると人は随分と変わる。性的で露悪的な言動の印象が強いが、いつの間にか愛と死と宗教の話ばかりとなり、年齢による生命の軽重があらわになったコロナ禍を経て、最後の章では安楽死を断固拒絶し、胃ろうバッシングに抵抗する。それは「老人」となった作家の、社会のお荷物扱いされる弱者への同情、共感か。対談、序文など多様な文章群2022/11/08

garth

16
ジャンルの限界……を押し広げようという必要性を作家たちが今日まで深刻には感じていなかった……唯一の例外は、おそらくあの奇妙な、極めつきに奇妙な作家R・A・ラファティだろう。ラファティが書いているのは、SFというより哲学フィクションではないか、という印象を時にして受けることがある。それは、存在論的な思弁が、社会学、心理学、あるいは道徳をめぐる問いよりも重要な地位を占めているという点でユニークなものだ。2022/11/25

ふみふみ

13
ウェルベックの小説はどれも翻訳と思えない読みやすさなんですが、本書の訳者は皆日本語が不得意なのでしょうか、読んでて頭が痛くなり、拾い読み・流し読みで終えました。小説を読み解くインタビューを始め宗教、哲学、SF、音楽、時事問題等興味深いコンテンツが多いんですけどね、残念。 2023/04/23

hikarunoir

8
露悪的なのはサービスかもしれない。透けて見える誠実で金と性を嫌悪する素顔は、約三十年の発言を通しても、作品との参照でもっとブレなさが分かる。2022/12/14

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