出版社内容情報
マルクスによって発見され、ケインズに見出された重商主義者ステュアート。スミス以降かき消された商業・利潤・貨幣の根源的世界へ。
内容説明
マルクスによって発見され、ケインズに見出された重商主義者ステュアート。スミス以降かき消された商業・利潤・貨幣の根源的世界へ。
目次
第1章 商業論の再考(ステュアート商業論への注目;「交易」の内容;市場理論と商業の機能)
第2章 二つの利潤論(利潤論の分析視角;個別主体と譲渡利潤―第一の利潤論;為政者と利潤―第二の利潤論)
第3章 競争論の構造―「交易と勤労」と「巧妙な手」(市場論の諸解釈;つり合いの理論;不つり合いの理論)
第4章 商業の原理と計算貨幣論(『原理』体系における貨幣論;計算貨幣以前―『原理』第一、二編での「貨幣」;計算貨幣の必然性)
終章 ステュアートの重商主義理論(重商主義とステュアート;商業の経済学;ジェイムズ・ステュアートの重商主義)
著者等紹介
塩見由梨[シオミユリ]
東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。博士(経済学)。現在、東北学院大学経済学部講師。専門は経済学史、経済原論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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