地図で読む戦争の時代―描かれた日本、描かれなかった日本 (増補新版)

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地図で読む戦争の時代―描かれた日本、描かれなかった日本 (増補新版)

  • 今尾 恵介【著】
  • 価格 ¥2,310(本体¥2,100)
  • 白水社(2023/11発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 280p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784560093900
  • NDC分類 210.7
  • Cコード C0025

出版社内容情報

「地形図を作り始めたのは、どの国でもたいてい陸軍である。もちろん海図は海軍が作った。陸であれ海であれ、国を守るために正確な地図が必要であることは当然である。しかし一方で、他国を侵略するにも、先立つものは地図であった。」(本書「はじめに」より)
軍港や飛行場などの軍用地、重要な工場や発電所、ダム、鉄道操車場といった場所の地図は、敵国の目から隠すために、ときに別のものとして描かれたり、まったくの空白とされることもあった。
とはいえ、正確に描かれた地図のなかでこのような改描は逆に目立つことも多い。呉や佐世保、横須賀といった地の空白が意味するものは、歴史を知るわたしたちにとっては明らかだ。
この本では、さまざまな用途や時代の地図をもとに、日本がかかわった「戦争」の痕跡をさぐっていく。
軍用地や軍用鉄道は戦後どのような変遷を遂げたのか。また、日本の支配下にあった朝鮮や台湾、満洲国の地図はいかに描かれていたのか。
地図から日本の歩みが立体的に浮かび上がる。掲載地図130点以上。領有をめぐって揺れる尖閣諸島や北方領土の地図も掲載。

内容説明

蛇行を繰り返す線路、忽然と現われる円形の区画、広大な空き地。戦時下日本を中心に、地図に描かれた戦争の痕跡をさぐっていく。

目次

地図に表わされた戦争の傷痕(地形図に描かれた空襲―名古屋;市街地に残る幅広い傷跡 建物疎開―蒲田、名古屋、京都 ほか)
植民地と領土を地図に見る(朝鮮の干拓地に記された日本の県名;台湾の農村を縦横に走る稠密な線路網 ほか)
地図が隠したもの―秘匿される地図(描かれなかった等高線―横須賀;毒ガスは地形図の空白で作られた―広島 ほか)
軍事施設はその後どうなったか(軍用地はその後どうなったのか―東京砲兵工廠(後楽園)、成増飛行場
軍用鉄道の生まれ変わり―新京成電鉄、東急こどもの国線、西武拝島線 ほか)

著者等紹介

今尾恵介[イマオケイスケ]
1959年横浜市生まれ。中学生の頃から国土地理院発行の地形図や時刻表を眺めるのが趣味だった。音楽出版社勤務を経て、1991年にフリーランサーとして独立。旅行ガイドブック等へのイラストマップ作成、地図・旅行関係の雑誌への連載をスタート。以後、地図・地名・鉄道関係の単行本の執筆を精力的に手がける。膨大な地図資料をもとに、地域の来し方や行く末を読み解き、環境、政治、地方都市のあり方までを考える。現在、(一財)日本地図センター客員研究員、日本地図学会「地図と地名」専門部会主査、名古屋レール・アーカイブス会員、深田研ジオ鉄普及委員会会員。2017年に第2回斎藤茂太賞、2018年に第43回交通図書賞を受賞、2019年に日本地理学会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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みさと

3
古書店で入手した膨大な過去の地図から日本と世界の姿を読み取る。地図で戦争の時代を読むことと、戦争の時代の地図を読むこと。近代以降、日本の地図を作成したのは陸軍陸地測量部。その仕事は詳細を究めたが、軍機保護法によって「戦時改描」すなわち書き換えを余儀なくせられた。地図には戦争の影響が、描かれたり描かれなかったりして克明に記録された。「書き換えられた」と知って地図を見るのと見ないのと、受け取る内容は全く別のものになる。取り上げられた事例をつぶさに見たとき、市民生活のすぐ隣に戦争があったことを知り、寒気がする。2024/03/22

Teo

1
戦前の地図と比べて何が隠されたかなどの話。今の時代だともう隠しようが無いのでそう言う意味でも歴史的な産物だが、うっかり改描されてしまったのを当時の実勢として使ってしまうと困った事になる。ワシントンハイツやグラントハイツは微妙に同時代的に見たが、ワシントンハイツ跡の景色は本当にその周辺の景色とは一変して凄いなと当時思った。2024/03/04

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