ジェイムズ・ボールドウィンのアメリカ―「もう一度始める」ための手引き

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ジェイムズ・ボールドウィンのアメリカ―「もう一度始める」ための手引き

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  • サイズ 46判/ページ数 310p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784560093771
  • NDC分類 930.28
  • Cコード C0036

出版社内容情報

1960年代末から70年代にかけてボールドウィンは、アメリカという国が、マルコムXや非暴力を唱えていたキング牧師さえも殺害し、黒人解放運動を袖にする様子を目の当たりにした。公民権運動が盛り上がりを見せ、一時は希望と期待に胸膨らませたが、結局これまでと変わらぬ白人優位の体制を選んだことを思い知らされ、深い幻滅と絶望を味わったのだ。
アフリカン・アメリカン研究の分野をリードする著者は、ボールドウィンの足跡と数ある作品の中から、当時の暗澹たる状況に彼がどう向き合ったかを探り出した。初の黒人大統領が誕生し、今度こそアメリカは変わると思われたすぐ後でトランプ政権に代わり、白人至上主義が再燃するような今の危機的状況にこそ、ボールドウィンの作品と当時の発言を振り返り、もう一度始めるためのヒントを探る意義があると考えたからだ。
都合よく解釈され語り継がれてきた「アメリカ」という物語を?と断じたうえで、ボールドウィンの意図することとその背景にあるものを深く掘り下げ、当時と今を行き来しながら、われわれが直面する人種問題、ひいてはアメリカという国のありようについて論じた魂の書である。

内容説明

「アメリカ」という物語の偽りと希望。建国以来、失望と幻滅を味わい続けてきた人種差別問題の歴史とその本質を、斯界の第一人者がボールドウィンの足跡と作品に託して語り尽くした魂の書。

目次

第1章 アメリカの嘘
第2章 証言
第3章 危険な道
第4章 仕切り直し
第5章 異郷
第6章 残骸
第7章 もう一度始める
結論 新しいアメリカ

著者等紹介

グロード・ジュニア,エディ・S.[グロードジュニア,エディS.] [Glaude Jr.,Eddie S.]
プリンストン大学教授、同大学アフリカン・アメリカン研究学科長。1968年生まれ。モアハウス・カレッジ卒業後、テンプル大学で修士号(アフリカン・アメリカン研究)、プリンストン大学で博士号取得(宗教学)。ボウディン・カレッジ教授、ハーヴァード大学客員研究員などを経て現職

秋元由紀[アキモトユキ]
翻訳家、米国弁護士。著書に『ビルマ・ハイウェイ』(第26回アジア・太平洋賞特別賞受賞)、ベネディクト・ロジャーズ『ビルマの独裁者 タンシュエ』(以上、白水社)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

1
作家とともに考える2024/10/08

brzbb

0
奴隷制は廃止されたけど人種隔離政策は残った。人種隔離政策を撤廃する公民権法は成立したけど、キング牧師もマルコムXも暗殺され差別は残り続けた。黒人初の大統領が誕生したけど、その後トランプが大統領に選ばれた。キング牧師の暗殺に絶望したジェイムズ・ボールドウィンの思想をたどることがトランプ以後の世界にどのように立ち向かえばいいか考えるのに役立つのではないかと、第1次トランプ政権時に出版された本。著者とボールドウィンのいう「アメリカの嘘」――アメリカの建国時から奴隷制と性差別とエリート主義が存在し2025/03/09

ちり

0
“ボールドウィンはブラックパワー運動と、運動がホワイト・アメリカを非難し黒人の自決を強く主張することを、理にかなっていて、ある意味ではアメリカが公民権運動を裏切ったことへのもっともな応答だと理解していたが、先の記述にある、私たちは自分の両足を縛る分類を超えた存在であるという考えをけっして退けなかった”2023/11/30

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