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出版社内容情報
ポーランドでの平穏な子供時代から死と隣り合わせのナチス支配下の日々、悲喜交々の戦後を、写真家の精緻な目で綴る記録文学の傑作。
内容説明
ユダヤ人、キリスト教系ポーランド人、ロシア人捕虜、ドイツ人ながら収容された者、ナチス関係者…それぞれの人生のポートレート。PEN/マーサ・アルブランド賞ノンフィクション部門クリストファー賞受賞。
著者等紹介
ゴットフリード,バーナード[ゴットフリード,バーナード] [Gotfryd,Bernard]
1924年ポーランドのラドムでユダヤ人家庭に生まれる。第二次世界大戦中、ナチスが利用する写真館で働いていたことで初期の強制収容所への移送を免れる。その間、ポーランド統治に関わるドイツ軍関係者の残虐行為などを収めた写真を余分に現像し、ポーランド地下活動組織に渡していた。その後六つの強制収容所を生き抜き、1945年5月にグーゼン2で解放される。解放から二年後にアメリカへ移住、1957年からニューズウィーク誌のカメラマンとして活躍する。長いあいだ自身の経験を語ることはなかったが、1990年代、戦前・戦中・戦後の体験を20篇の物語で綴った『アントンが飛ばした鳩』を発表し、大きな反響を呼ぶ。ホロコーストを伝えるため主にニューヨーク近郊の高校で講演活動も精力的に行った。2016年6月ニューヨークで死去
柴田元幸[シバタモトユキ]
1954年生まれ。翻訳家・アメリカ文学研究者。ポール・オースター、スティーヴン・ミルハウザー、など、翻訳多数。『生半可な學者』で講談社エッセイ賞、『アメリカン・ナルシス』でサントリー学芸賞、『メイスン&ディクスン』で日本翻訳文化賞、また2017年に早稲田大学坪内逍遙大賞を受賞。文芸誌『MONKEY』(スイッチ・パブリッシング)責任編集
広岡杏子[ヒロオカキョウコ]
1982年生まれ。翻訳家。訳書にエトガル・ケレット『銀河の果ての落とし穴』河出書房新社、ウズィ・ヴァイル『首相が撃たれた日に』河出書房新社(共訳)(以上、ヘブライ語からの邦訳)。英国ユニバーシティカレッジロンドン(UCL)ヘブライ語・ユダヤ歴史学部学士課程修了。イスラエル大使館奨学金制度を利用しイスラエル・ヘブライ大学エルサレム校へ留学、イスラエル学修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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