出版社内容情報
魅力的なキャラがいっぱい登場し、出だしも面白い。描かれる世界は謎だらけ。そんなカフカ作品のふかふかエッセンスがこの一冊に。
内容説明
魅力的なキャラがいっぱい登場し、出だしも面白い。描かれる世界は謎だらけ。そんなカフカ作品のふかふかエッセンスがこの一冊に。
目次
1 こんなはじまり、あんなはじまり―冒頭の一文に引き込まれる
2 こんなキャラ、あんなキャラ―作品の登場人物たちに翻弄される
3 こんな世界、あんな世界―物語の設定に目がまわる
4 こんなカフカ、あんなカフカ―作家の素顔に驚愕する
5 こんな終わり、あんな終わり―結びの一文に絶句する
著者等紹介
下薗りさ[シモゾノリサ]
駒澤大学総合教育研究部准教授。専門はドイツ文学
木田綾子[キダアヤコ]
新居浜工業高等専門学校一般教養科准教授。専門はドイツ文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
LUNE MER
18
本書を読むとカフカ作品がものすごく面白そうに思えて読みたくなってくる。しかし、カフカって絶対に万人受けしないと思うので、みんながみんなカフカを面白いと思うわけではなかろうが、カフカ好きの素質を秘めた潜在的な読者に意識を向けさせるきっかけとして非常に意義のある本だと思う。2024/07/03
イコ
5
カフカ研究会の人達が共同で書いてまとめた本、簡潔に鋭くまとめているが直近で色々と読んだ身としてはもっと文量多く読んでいたかった。20年くらい遅いが、やはり文系の大学に行けば良かったかもしれない、と思うくらいには面白い。巻末にカフカの翻訳されている本が羅列されているので、古本を探す時に便利ですね。2024/07/26
ekoeko
4
知らなかったがカフカには恋愛小説はない、そうだ。カフカ研究者たちのとっておきのカフカの小説の場面を紹介した本。2024/06/15
よだみな
4
カフカの小説を読んでわからなかったら、この本を読むとわかりやすく解説してくれる。年表も新たな発見がいろいろあった2024/05/29
takao
3
ふむ2024/07/05