アントニウスとクレオパトラ〈上〉

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アントニウスとクレオパトラ〈上〉

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  • サイズ B6判/ページ数 289p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560092552
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0022

出版社内容情報

アントニウスは優れた軍人・名将だったのか? クレオパトラとの愛はどこまで本物だったのか? 通説をいくつも覆す新しい評伝。シェイクスピアの作品で知られるカップルの新しい姿
 古代ローマ時代から現代まで、アントニウスの人物像は、野卑で自堕落、騎士道的な人物、優秀な軍人と変化し、エジプトの女王クレオパトラ7世も、ローマ軍人を堕落させた東方の女、野心に満ちたカリスマ的指導者、教養があり自立した強い女性と、さまざまに語られてきた。それらの見方は、アントニウスと戦い勝利した側によるプロパガンダをはじめ、その時々の社会や政治と切り離すことはできない。同時に、当時の東方諸国の君主は、ローマに何を求め、何を求められていたか、ローマの内乱期にどういう状況におかれていたかを抜きには語れないのだ。
 混乱した時代と地域で、しかも骨肉相食む伝統のプトレマイオス王家において、クレオパトラが生き残り、女性ながら実質的にひとりで長期間統治したことは、それ自体が偉業だった。だが実のところ、クレオパトラが権力を持ちつづけていられたのは、個人の有能さや魅力だけでなく、ローマにとって政治的に有用で信頼がおけたからだったのである。
 アントニウスは名将と言えるのか。クレオパトラはローマに反旗を翻したのか。軍事史の専門家による、通説をくつがえす新しい評伝。

エイドリアン・ゴールズワーシー[ゴールズワーシー]
1969年生まれのイギリスの歴史家。オクスフォード大学セント・ジョンズ・カレッジで学び、キングズ・カレッジ・ロンドンなどで客員教授を務めたのち、著作に専念。古代ローマとローマ軍事史の専門家として知られ、他に『カエサル』(白水社)、『図説 古代ローマの戦い』『古代ローマ軍事大百科』(東洋書林)などの著書がある。

阪本 浩[サカモト ヒロシ]
青山学院大学文学部史学科教授。東北大学大学院文学研究科博士課程退学。専門は古代ローマ史。訳書は他にガーンジィ『古代ギリシア・ローマの飢饉と食糧供給』(共訳、白水社)、ウィルケン『ローマ人が見たキリスト教』(共訳、ヨルダン社)がある。

内容説明

カエサルがアントニウスに期待したのは、軍人としての才能ではなかった。シェイクスピアの作品で知られる、古代ローマ共和政期の軍人として名高いマルクス・アントニウスと、その恋人でエジプトの女王クレオパトラ。軍事史の専門家による、通説をくつがえす新しい評伝。口絵・地図収録。

目次

二つの国
「雌狼」―ローマの共和政
プトレマイオス朝
弁論家、浪費家、海賊
「笛吹王」
青年期
王の帰還
立候補
「新愛姉弟神」
護民官
女王
内乱
カエサル
騎兵長官
「王ではない、カエサルだ」
執政官
「三頭のひとり」

著者等紹介

ゴールズワーシー,エイドリアン[ゴールズワーシー,エイドリアン] [Goldsworthy,Adrian]
1969年生まれのイギリスの歴史家。オクスフォード大学セント・ジョンズ・カレッジ卒。キングズ・カレッジ・ロンドンなどで教鞭を執ったのち、著作に専念。『アントニウスとクレオパトラ』刊行時はサウス・ウェールズ在住。古代ローマとローマ軍事史の専門家

阪本浩[サカモトヒロシ]
青山学院大学文学部史学科教授。東北大学大学院文学研究科博士課程退学。専門は古代ローマ史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

星落秋風五丈原

40
塩野七生さんの「ローマ人の物語」や佐藤賢一さんの「カエサルを撃て」と重なる部分あり。アントニウスとタイトルがついているが半分以上はカエサルの活躍が目立つ。「カエサルと出会った時クレオパトラはおそらく処女だった」という記述あり「歴史家がそんな事こだわるんだ!」とびっくり。エジプトの習慣と化した近親婚(それも実の兄妹・姉弟)は遺伝子的に大丈夫か?と不安。2016/07/22

MUNEKAZ

11
シェイクスピアの戯曲でも有名な古代史に残る二人の評伝。上巻はカエサル暗殺まで。資料の関係からかアントニウスについての記述が多く、イメージに反して「有能な軍人」よりは享楽的なローマ貴族にしてカエサルの政治面での副官という印象を受ける。またアントニウスもクレオパトラもどちらもかなり綱渡りに内乱期の地中海世界を生き抜いており、その中でカエサルという英雄との繋がりを持てたことから、一気に表舞台に立てたのだということを再確認した。2019/12/28

Mana

2
上巻はプトレマイオス朝、当時のエジプト情勢、マルクス・アントニウスの両親について。2016/08/21

TK39

1
プトレマイオス朝の起源からローマのカエサル暗殺まで。プトレマイオス朝の歴史は同じ名前が多いので、わかりにくい、、、 アントニウスは歴戦の勇者のイメージだったが、そうでもない。ワクワクする感じも読んでいてもない。2020/01/13

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