ピカソ〈2〉キュビストの叛乱1907‐1916

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ピカソ〈2〉キュビストの叛乱1907‐1916

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  • サイズ A5判/ページ数 677,/高さ 23cm
  • 商品コード 9784560092521
  • NDC分類 723.36
  • Cコード C0071

出版社内容情報

『アヴィニョンの娘たち』の衝撃、盟友ブラックとの出会い、大戦の勃発……キュビスムの誕生と発展の軌跡を克明に辿る待望の第2巻!ピカソ伝の最高峰、待望の第2巻!
 現在も執筆の続くピカソ伝の最高峰。生い立ちから《アヴィニョンの娘たち》の萌芽までを辿った第1巻に続き、本書はその創作過程を丹念に追いながら、キュビスム時代の幕開けから新古典主義時代の到来に至る若きピカソの革命の日々を跡づける。
 近代美術史上屈指の問題作《アヴィニョンの娘たち》。25歳の若さでこの絵に着手したピカソは、複雑きわまる制作過程を経て、1907年、絵を描く手を永遠に止める。「ピカソの試みた冒険とは、よくよく考えたうえで、それ以上描きつづけるのをやめることであり、そのときピカソは、人々は『わかってくれる』と期待した。(中略)この傑作は未完成というより、完成のしようがない。そしてそのために絵の魅力はいつまでも、どこまでも衰えることがないのである」(本書より)。
 描きあげた当初、周囲の無理解にピカソは悩み苦しむが、それがひとつの契機となり、20世紀の生んだもっとも革新的な美術運動をもたらす。盟友ブラックとの協力関係、画商やコレクターとの縁、新たな恋人たち、迫り来る第一次世界大戦の影、そして初めて舞台美術を手がけたバレエ『パラード』……新時代の美術の最前線を切り拓くピカソの闘いは続く。

ジョン・リチャードソン[リチャードソン]
英国の美術史家。1924年ロンドン生まれ。41年スレード校に入学、美術を学ぶ。49年、蒐集家のダグラス・クーパーとともに南仏に移住。アヴィニョン近郊のシャトー・ド・カスティーユを、キュビスム絵画のコレクションを収蔵する私設美術館として共同所有する。60年代前半、ニューヨークへ移住。美術品オークション・ハウス、クリスティーズがアメリカに進出する際の責任者として迎えられ、62年のピカソ大回顧展をはじめとするさまざまな展覧会を企画する。

木下 哲夫[キノシタ テツオ]

内容説明

未完の傑作“アヴィニョンの娘たち”に始まり、問題作『パラード』に至る若きピカソの革命。盟友ブラックとの出会い、画商やコレクターとの縁、新たな恋人たちの登場、迫り来る第一次世界大戦の影…キュビスムの誕生から新古典主義時代の到来までを克明に描く。ピカソ伝の最高峰、待望の第二巻!

目次

「現代生活の画家」
レモンド
セザンヌとピカソ
画家の溜まり場
三人の女
ラ・リュー=デ=ボワ
キュビスムの足音
二度目のオルタ訪問
ボヘミアン暮らしに別れを告げる
カダケス一九一〇〔ほか〕

著者等紹介

リチャードソン,ジョン[リチャードソン,ジョン] [Richardson,John]
英国の美術史家。1924年ロンドン生まれ。41年スレード校に入学、美術を学ぶ。49年、蒐集家のダグラス・クーパーとともに南仏に移住。アヴィニョン近郊のシャトー・ド・カスティーユを、キュビスム絵画のコレクションを収蔵する私設美術館として共同所有する。その後十年間にわたり南仏に居を定め、ピカソ、ブラック、レジェ、コクトーらと親交を結びながらピカソの作品分析に着手。60年代前半、ニューヨークへ移住。美術品オークション・ハウス、クリスティーズがアメリカに進出する際の責任者として迎えられ、62年のピカソ大回顧展をはじめとするさまざまな展覧会を企画する

木下哲夫[キノシタテツオ]
1950年生まれ。京都大学経済学部卒。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ぐうぐう

21
ジョン・リチャードソンによるピカソ伝第2巻は、キュビスムの時代を描く。この伝記でリチャードソンが心掛けているのは、ピカソの二面性を考慮するということだ。自分に都合のいいピカソの表情だけを切り取るのではなく、表と裏、ふたつ(あるいはそれ以上)の表情を読み取り、認め、ピカソその人を理解する。そしてそんな多面性ゆえの理解は、ピカソの作品自体への理解も導いていく。「ピカソの作品は、ただひとつの解釈に限定されるにはあまりにも多くの多様性と逆説を孕んでいる」(つづく)2016/05/31

PukaPuka

1
ピカソの作品にアフリカ美術の影響(ガボンのお面も)があるとわかり、今までピカソの完全なオリジナリティと思っていたので、目から鱗だった。コクトーによればピカソは天才というより奇跡だった。戦争で贔屓の画商がドイツ、ユダヤ系で、キュビズムも愛国主義者の攻撃を受けるが、策を講じて何とか生き延びた。女性関係は派手に見えるが、結婚して子どもがほしいと思っていて、なかなかそれは叶わないのだった。マティスやブラックとの関係が作品に与える影響も面白かった。ピカソの生涯についての大著の二巻目。2016/08/26

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