帝都東京を中国革命で歩く

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帝都東京を中国革命で歩く

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  • サイズ B6判/ページ数 246p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784560092507
  • NDC分類 213.6
  • Cコード C0021

出版社内容情報

〈明治維新〉と〈中国革命〉が交錯した早稲田、本郷、そして神田……街歩きで見つけた帝都東京の新たな相貌。カラー図版多数。街歩きで見つけた帝都東京の新たな相貌
 歴史の強烈な磁場にありながら、あるいはそれ故に、忘却されてしまった場所がこの東京には無数にある。本書は早稲田、本郷、そして神田の各地を歩きながら、中国革命の痕跡を探り出す試みである。
 明治維新の成功と日露戦争の勝利、さらに科挙制度の廃止(1905年)といった事情も手伝って、明治・大正の東京には中国から多くの亡命者や留学生がやってきた。悲嘆に暮れて亡命してきた梁啓超、漱石に憧れて本郷西片に住んだ魯迅、受験に失敗して失意のうちに帰国していった周恩来はじめ、彼らにとって東京は特別な場所だった。
 革命を夢見た彼らの周囲には、どんな風景が広がっていたのだろうか? 日々を過ごした空間はどんな色彩で満たされ、またどんな匂いが漂っていたのか? 本書では一つひとつの場所を実際に訪ねて、読者とともに味わっていくことになる。
 こうした試みは、中国革命の群像劇について知られざる一齣を明らかにするだけでなく、帝都のイメージを一新してくれるはずだ。革命の揺りかごになったもうひとつの東京へ! 明治・大正の地図や当時の図版約100点を贅沢にもオールカラーで掲載!

譚 ?美[タン ロミ]
1950年、東京生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。同大講師、中国広東省国立中山大学講師を経て執筆活動に入る。現在、慶應義塾大学訪問教授。『柴玲の見た夢』(講談社)、『新華僑 老華僑』(共著、文春新書)、『中国共産党を作った13人』(新潮新書)、『日中百年の群像 革命いまだ成らず』(上下巻、新潮社)他。

内容説明

“明治維新”と“中国革命”が交錯した早稲田、本郷、そして神田…街歩きで見つけた帝都東京の新たな相貌。

目次

1 早稲田(黄龍旗がはためく街―清国チャイナタウン;頭をふるって顧みず、われは東へ行かん―梁啓超の悲しみ;知られざる天才―警政の祖・宋教仁;戸山の軍人学校―蒋介石の夢と憧れ;芥川龍之介より日本語がうまい帝大生―社会主義者・李漢俊)
2 本郷(清国人最初の日本語学校―弘文学院;中国の西郷隆盛―黄興の暮らしぶり;朝顔の咲く家―魯迅の思い出;関東大震災(一)―日華学会のなりたちと留学生支援
関東大震災(二)―本郷、麟祥院に今も眠る留学生たち)
3 神田(慈愛の宰相―周恩来の目立たない日々;最大規模の日本語学校―東亜高等予備学校;留学生の憩いの場―清国留学生会館と女傑・秋瑾;留学生の胃袋、そして知恵袋―神保町の書店街;辛亥革命の後背地―日本各地に孫文伝説)

著者等紹介

譚〓美[タンロミ]
作家。東京生まれ。本籍中国広東省高明県。慶應義塾大学文学部卒業。同大講師、中国広東省中山大学講師を経て、慶應義塾大学文学部訪問教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ポン・ザ・フラグメント

8
各章で紹介されるエピソードはそれぞれに面白い。ただ、「歩く」という感じにはなっていない。遺跡のような何かが残っていればそれなりに面白いのだが、こと戦前の日中関係に関する物は東京ではほとんど消失しているようだ。現在何かよすがを味わおうと思っても、せいぜい「維新號」に行って飯を食うぐらいじゃないかなあ。過激派革命美少女秋瑾が本当に美少女で良かった。また、孫文30歳と熊楠29歳が大英博物館で知り合うという、ほとんど風太郎じみたエピソードには驚いた。当然殺人事件のひとつやふたつ……2016/08/14

kawasaki

2
明治後半~大正期の東京に暮らした中国人留学生たちの物語、というテーマでまとまった本。孫文、蒋介石、周恩来といった歴史上の著名人が各章で扱われるが、そこまでは名を残さなかった人々の回想も紹介する。中国と日本の「若い時代」、心温まる交流や異文化体験、熱意や息遣いが面白く読める。関東大震災に被災した留学生とその家族の慰霊碑の話が印象深い。2017/03/10

Masakazu Fujino

2
早稲田、神楽坂、本郷、神保町、御茶ノ水。よく知っている町に、たくさんの中国人留学生が学び、中国革命に大きく関わっていったことを改めて知った。中国革命に果たした日本への留学生の役割の大きさも。2016/12/27

takao

1
早稲田、本郷、神田 2019/08/17

無理ちゃん

1
興味深い内容だったけど、疲れる読書だった。 読み終わると、熱く若くキャラの濃い人物たちが繰り広げる群像劇を見終えたような清涼感があった。日本の幕末が人気があるのが、本書を通じて、体感できた気がする。中国近代革命はアジアの中でいち早く西欧科学を取り入れた日本がモデルだったのだから。 世界史的には、孫文と蒋介石くらいしか知らなかったが、様々な人物が躍動していたことを知った。たとえば孫文は、いまや革命のアイコンだけど、カリスマ性と強い運を持った人物であったがために一番上に行った。実質、成し遂げたのは、宋教仁。2017/11/13

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