本と歩く人

個数:

本と歩く人

  • ウェブストアに56冊在庫がございます。(2025年07月31日 23時58分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 248p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560091722
  • NDC分類 943
  • Cコード C0097

出版社内容情報

老書店員と少女が織りなす現代のメルヒェン

本を愛し、書物とともにあることが生きがいの孤独な老書店員が、利発でこましゃくれた九歳の少女と出会い、みずからの閉ざされた世界を破られ、現実世界との新たな接点を取り戻していく物語。
老舗の書店〈市壁門堂〉に勤めるカール・コルホフは、特定の顧客にそれぞれの嗜好を熟知したうえで毎晩徒歩で注文の本を届け、感謝されている。カールは顧客たちをひそかに本の世界の住人の名前(ミスター・ダーシー、エフィ・ブリースト、?靴下夫人、朗読者、ファウスト博士など)で呼び、自らの暮らす旧市街を本の世界に見立て、そこで自足している。
ある日突然、シャシャと名乗る女の子がカールの前に現れる。ひょんなことからカールの本の配達に同行するようになり、顧客たちの生活に立ち入り、カールと客との関係をかき乱していく……
歩いて本を配達するふたりの珍道中と、曲者揃いの客たちとの交流、そして思いがけない結末を迎えた後はほのぼのとした読後感に包まれる。読書と文学へのオマージュといえる、いわば現代のメルヒェンのような作品。
二〇二〇年の刊行後、ドイツで一年以上にわたりベストセラーの上位を占め、六十万部を記録した。現在、三十五か国で翻訳されている。

内容説明

おすすめの本、歩いてお届けします。〈市壁門堂〉の老書店員カール・コルホフの前に現れた少女シャシャ。歩いて本を配達するふたりの珍道中と、曲者揃いの客たちとの交流、そんななか、カールは長年勤めた店から解雇されてしまう…ドイツで60万部を記録、35か国で刊行されたベストセラー小説!

著者等紹介

川東雅樹[カワヒガシマサキ]
1953年大阪生まれ。北海道大学文学部独文科卒。北海道大学大学院修士課程修了。元秋田大学教育文化学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぽてち

28
タイトルの意味は、注文のあった本を歩いて配達している老書店員のこと。彼が訪ねる顧客とのやりとりをメインにした本好きにはたまらない物語だ。途中から彼について回る早熟な少女とのやりとりが楽しい。古い時代の話かと思いきや、これは現代の話なのだ。ドイツでも本を読む人は減り、書店は苦境に立たされているようだ。だが彼のやり方はなんの解決策にもなっておらず、店主からは白眼視されている。主要な登場人物たちがそれぞれ抱える苦難があり、多少の息苦しさは感じるものの、物語全体を通しての印象は良好だった。2025/06/20

TSUBASA

16
老舗の本屋<市壁門堂>に勤めるカール爺さん。彼の日課は何人かの常連にその人にうってつけの本を持って街を歩き、本人に手渡すことだった。ある日天真爛漫な女の子シャシャが同行するようになり、変わらない老書店員の日々に変化が訪れる。色々なワケを抱えた人々のことを考えて本を渡す老書店員なんて素敵じゃないか。そして本の世界にとらわれない闊達な女の子というのも。利益を考えたらそりゃ無駄かもしれない。でも書を欲する人、あるいは書を通じて誰かと繋がりたい人のための仕事というのはあってもいいと思うんです。2025/07/28

Hiro

15
あまり好みではなかった。最初のほうに「いい本」の条件が書かれていて、それには概ね納得。ただ、この本の表紙は緑なのは?2025/07/24

kibita

8
表紙がズバリ。歩いて顧客に本を配達する老書店員の目の前に現れた9歳の少女シャシャ。こまっしゃくれて、行動力抜群な彼女こそ『長靴下のピッピ』をもっと聡明で人の心が分かり、何かに閉じ込められ、本当に必要な本を見極め大人達を解放するスーパーヒロインだった。オースティン、果ては三体まで沢山の本が登場するのもワクワクした。カールとシャシャに、私が真に必要とする本を届けて貰いたくなった。2025/07/23

けいこ

6
本をお客の家まで届ける老書店員。ある時、見知らぬ女の子と知り合って…。女の子がすうっとお客の心に入って、本当に望んでいるものにさり気なく気づかせたりして、ほっこりしました。2025/07/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22615282
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品