本と歩く人

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  • サイズ 46判/ページ数 248p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560091722
  • NDC分類 943
  • Cコード C0097

出版社内容情報

老書店員と少女が織りなす現代のメルヒェン

本を愛し、書物とともにあることが生きがいの孤独な老書店員が、利発でこましゃくれた九歳の少女と出会い、みずからの閉ざされた世界を破られ、現実世界との新たな接点を取り戻していく物語。
老舗の書店〈市壁門堂〉に勤めるカール・コルホフは、特定の顧客にそれぞれの嗜好を熟知したうえで毎晩徒歩で注文の本を届け、感謝されている。カールは顧客たちをひそかに本の世界の住人の名前(ミスター・ダーシー、エフィ・ブリースト、?靴下夫人、朗読者、ファウスト博士など)で呼び、自らの暮らす旧市街を本の世界に見立て、そこで自足している。
ある日突然、シャシャと名乗る女の子がカールの前に現れる。ひょんなことからカールの本の配達に同行するようになり、顧客たちの生活に立ち入り、カールと客との関係をかき乱していく……
歩いて本を配達するふたりの珍道中と、曲者揃いの客たちとの交流、そして思いがけない結末を迎えた後はほのぼのとした読後感に包まれる。読書と文学へのオマージュといえる、いわば現代のメルヒェンのような作品。
二〇二〇年の刊行後、ドイツで一年以上にわたりベストセラーの上位を占め、六十万部を記録した。現在、三十五か国で翻訳されている。

内容説明

おすすめの本、歩いてお届けします。〈市壁門堂〉の老書店員カール・コルホフの前に現れた少女シャシャ。歩いて本を配達するふたりの珍道中と、曲者揃いの客たちとの交流、そんななか、カールは長年勤めた店から解雇されてしまう…ドイツで60万部を記録、35か国で刊行されたベストセラー小説!

著者等紹介

川東雅樹[カワヒガシマサキ]
1953年大阪生まれ。北海道大学文学部独文科卒。北海道大学大学院修士課程修了。元秋田大学教育文化学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

R

56
大人向けの童話といったお話だった。本を届けるという仕事を頑なに繰り返してきた老人のもとに、不思議な子供がまとわりつくようになって、大きな変化をもたらしていくという筋書きなのだが、根底に本の存在による良いことが流れていて、とても気持ちの良いお話だった。本によって救われること、救うこと、本そのものの魅力というものをもう一度知ることができるような物語で、人間と本の関係を良い意味で考えさせられた。2025/09/01

藤月はな(灯れ松明の火)

52
本屋に行けない人々の為に長年、その人用の本を選び、配達してきたカール。「例え、読書を愛する同好の徒でも不必要な干渉はしない」という決まりを以て淡々と過ごしてきたカールだったが、おしゃまな少女、シャシャが彼の配達に付いてきた事で大きく、変わらざるを得なくなり・・・。「人の名前よりも本の登場人物の方が忘れない」など、カールの生態が本好きあるある過ぎて(笑)しかし、本屋を解雇された為に自宅の本を代わりに顧客に与えていってからのカールの憔悴と自暴自棄が比例していく様は映画『マジカル・ガール』を彷彿とさせて怯えた。2025/09/07

星落秋風五丈原

37
 老舗の書店市壁門堂に勤めるカール・コルホフは、特定の顧客にそれぞれの嗜好を熟知したうえで毎晩徒歩で注文の本を届け、感謝されている。カールは顧客たちをひそかに本の世界の住人の名前(ミスター・ダーシー、エフィ・ブリースト、⾧靴下夫人、朗読者、ファウスト博士など)で呼び、自らの暮らす旧市街を本の世界に見立てている。ある日突然、シャシャと名乗る女の子がカールの前に現れる。ひょんなことからカールの本の配達に同行するようになり、顧客たちの生活に立ち入り、カールと客との関係をかき乱していく。2025/07/31

Roko

33
カールは、町の老舗書店「市壁門堂」の老書店員で、客から頼まれた本を配達するのが日課です。癖の強い客に、⾧靴下夫人、朗読者、ファウスト博士などとニックネームを付けたり、次はどんな本を紹介しようかと、楽しみながら仕事をしています。カールに突然声を掛けて来た少女がいました。「名前はシャシャ、9歳なの」と言い、いくら追い払おうとしてもカールについてくるのです。『いいかい、すべての人に気に入られる本なんてないのだよ。』カールがシャシャに言ったことの言葉は、なかなか深いのです。2025/09/11

ぽてち

30
タイトルの意味は、注文のあった本を歩いて配達している老書店員のこと。彼が訪ねる顧客とのやりとりをメインにした本好きにはたまらない物語だ。途中から彼について回る早熟な少女とのやりとりが楽しい。古い時代の話かと思いきや、これは現代の話なのだ。ドイツでも本を読む人は減り、書店は苦境に立たされているようだ。だが彼のやり方はなんの解決策にもなっておらず、店主からは白眼視されている。主要な登場人物たちがそれぞれ抱える苦難があり、多少の息苦しさは感じるものの、物語全体を通しての印象は良好だった。2025/06/20

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