すてきなモンスター―本のなかで出会った空想の友人たち

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すてきなモンスター―本のなかで出会った空想の友人たち

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  • サイズ 46判/ページ数 242p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560091319
  • NDC分類 902
  • Cコード C0098

出版社内容情報

ドラキュラ、アリス、赤ずきん、ファウスト、スーパーマン……古今東西の伝説や文学作品に描かれた登場人物たちをめぐる、『図書館 愛書家の楽園』の著者による最新エッセイ集。
タイトルは「はしがき」の冒頭、『鏡の国のアリス』のユニコーンとアリスの会話に出てくるFabulous Monstersより。著者が子供の頃から心惹かれてきた童話、小説、神話、伝承に登場するモンスター=異形の、もしくは人間離れした、あるいは一筋縄ではいかないキャラクターたちと、その背後に広がる驚くべき文学世界が綴られる。
「人は同じ本を二度読むことはない」とは、時間についてのヘラクレイトスの警句をもじったものだが、作者によって生命を吹き込まれた登場人物たちは、私たちが読み返すたびにページを通して新たな真理を見せてくれる。それぞれのキャラクターが帯びる普遍性に気づかされると同時に、各章で言及される数々の作品も読んでみたくなる。ホールデンではなく妹のフィービー、ハックルベリー・フィンではなく逃亡奴隷のジム、孫悟空ではなく沙悟浄、ハイジではなく祖父に注目するなど、独特の視点も魅力。装画と各章のイラストは著者自身が手がけたもの。

内容説明

インクと紙から生まれた異形の者たち。ドラキュラ、アリス、赤ずきん、ファウスト、スーパーマン…古今東西の伝説や文学作品に描かれた登場人物たちをめぐる37章。『図書館 愛書家の楽園』の作家による最新エッセイ集。著者自身によるイラストを多数収録。

目次

ムッシュー・ボヴァリー
赤ずきんちゃん
ドラキュラ
アリス
ファウスト博士
ガートルード
スーパーマン
ドン・フアン
リリス
さまよえるユダヤ人
眠れる森の美女
フィービー
性真
逃亡奴隷ジム
キマイラ
ロビンソン・クルーソー
クィークェグ
独裁者バンデラス
シデ・ハメーテ・ベネンヘーリ
ヨブ
カジモド
カソーボン
サタン
ヒッポグリフ
ネモ船長
フランケンシュタインの怪物
沙悟浄
ヨナ
人形のエミリア
ウェンディゴ
ハイジのおじいさん
かしこいエルゼ
のっぽのジョン・シルヴァー
カラギョズとハジワット
エミール
シンドバッド
ウェイクフィールド

著者等紹介

マンゲル,アルベルト[マンゲル,アルベルト] [Manguel,Alberto]
1948年、アルゼンチンのブエノスアイレスに生まれる。外交官の父の赴任先であるイスラエルのテルアビブで7歳まで過ごし、その後アルゼンチンに帰国。ブエノスアイレス国立高等学校を卒業後、ブエノスアイレス大学を中退、1969年ヨーロッパに旅立つ。フランス、イギリス、イタリア、タヒチと各地を遍歴し、1982年カナダに移住。2016年、ブエノスアイレス国立大学図書館の館長に就任したのを機に生まれ故郷のアルゼンチンに戻り、ニューヨークとの間を行き来する生活を開始。その後、2021年からポルトガルのリスボン在住。エッセイや小説、戯曲、翻訳、ラジオドラマへの翻案など多数。受賞多数

野中邦子[ノナカクニコ]
1950年生まれ。多摩美術大学絵画科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

19
白状すると、わたしはこういう類の本にじわじわと惚れるタイプです。読んでいる最中は、グイグイ押し寄せる情報をひたすら頭に流し込むだけでなんの感情もわかなかったのに、読み終わってパタンと本を閉じたあとに「なんか...好きかも」と気づくのです。本書は、有名な作品の異質な登場人物だけを紹介するガイドブックです。著者の読書量は並大抵のものではなく、ピリリと辛い舌(毒舌というほどでもないので)で語られる架空の人物評はなかなかのもので、読みながら何度も「ああ、この作品を読みたい」と思えるような紹介のされ方でした。2024/12/03

アヴォカド

8
本の中には、一生の友となるすてきなモンスターたちがたくさんいる。アルベルト・マンゲルならではの切り口。子どもの頃に読んだあれやこれやを読み直したくなる。2024/10/08

スプリント

4
モンスターというカテゴリには似つかわしくないキャラクターもいますが愛すべき物語の住人。2024/11/05

ekoeko

2
本の登場人物についてのエッセイ。2024/10/23

Go Extreme

1
積み上げられた書物の亡霊 内気すぎて知覚されない想像上の生き物 訪れた愛の感覚 むかしむかしを語る大人不在 差し招く死 運命受容の真実 狼の狩りを当然視する不羞 首という物語舞台 最後の本を買った日 銀の男より悪役に似た存在 到着より希望の旅立ち 時間の物語 世界と対峙する眼差し 階級差による奴隷制正当化 世界の想像し直し 洞窟の投影された影 魔法城からの一歩 存在しない黒い白鳥 言葉をもたらす丸薬 燃え上がる知的情熱2025/04/30

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