出版社内容情報
1528年、フロリダ探検隊は黒人奴隷を連れて黄金を探索、メキシコを目指す…実在の報告書を元に実在した奴隷の視点から再構築。
内容説明
1528年にフロリダに上陸したカスティーリャ王国の探検隊は、新大陸で8年もの放浪を経てメキシコにたどり着く。生存者はわずか4名、そのなかに黒人奴隷が1名いた…。モロッコ出身の作家が、実在する報告書を元に実在した奴隷の視点から冒険を再構築した、ピュリツァー賞最終候補作品!
目次
フロリダの物語
私の誕生の物語
幻の物語
アゼンムールの物語
進行の物語
売買の物語
アパラチーの物語
セビーリャの物語
アウテの物語
ラマトゥッライの物語
筏の物語
不運の島の物語
三つの川の物語
カランカフア族の物語
イグアセ族の物語
アババレ族の物語
トウモロコシの国の物語
クリアカンの物語
コンポステラの物語
メキシコ・テノチティトランの物語
宮殿の物語
大農場の物語
来客用宿舎の物語
帰還の物語
ハウィクーの物語
著者等紹介
木原善彦[キハラヨシヒコ]
1967年鳥取県生まれ。大阪大学大学院言語文化研究科教授。ギャディス『JR』(国書刊行会、日本翻訳大賞受賞)、ダーラ『失われたスクラップブック』(幻戯書房、日本翻訳大賞受賞)ほか多数
ララミ,レイラ[ララミ,レイラ] [Lalami,Laila]
1968年、モロッコの首都ラバトに生まれた。母語はアラビア語、小学校からフランス語を習い、ムハンマド五世大学を卒業後、イギリスのユニバーシティ・カレッジ・ロンドンで言語学修士、1992年にアメリカのロサンゼルスに移住して南カリフォルニア大学で言語学博士を取得した。1996年からさまざまな媒体で作品を発表し、2014年に刊行した三作目の小説である本書は、「アメリカ図書賞」、「アラブ・アメリカ図書賞」、「ハーストン・ライト遺産賞」などを受賞したほか、「ブッカー賞」の一次候補、「ピュリツァー賞」の最終候補ともなった。現在はカリフォルニア大学リバーサイド校で創作の教鞭を執っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヘラジカ
19番ホール
Qfwfq
isbm