帰りたい

個数:

帰りたい

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年08月13日 08時17分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 326p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784560090749
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

ロンドンで暮らすムスリムの3人姉弟の末っ子が、聖戦の戦士だった父に憧れ、イスラム国に参加する。姉たちは弟を救い出そうとするが……。

内容説明

ロンドンで暮らすムスリムの3人姉弟の末っ子が、ジハード戦士だった父に憧れ、イスラム国に参加する。姉たちは弟を救い出そうとするが…。ブッカー賞最終候補、女性小説賞受賞作!BBCが選ぶ「わたしたちの世界をつくった小説ベスト100」(過去300年に書かれた英語の小説が対象)の政治・権力・抗議活動部門で10作品に選ばれた傑作長篇!

著者等紹介

シャムジー,カミーラ[シャムジー,カミーラ] [Shamsie,Kamila]
1973年、パキスタンのカラチ生まれ。米国ハミルトン大学創作科卒業後、マサチューセッツ州立大学アマースト校でファインアート修士号を取得。98年にIn the City by the Seaで作家デビュー。2007年、英国に移住。2013年に英国籍を取得。アイデンティティの問題に悩むマイノリティの主人公、というテーマで国際色豊かな作品を書き続ける。七作目になる本作は、2017年のブッカー賞最終候補、2018年の女性小説賞を受賞。BBCが選ぶ『わたしたちの世界をつくった小説ベスト100』の政治・権力・抗議活動部門で10作品のひとつに選ばれた(対象は過去300年間に書かれた英語の小説)。また、本作は「ガーディアン」「ニューヨーク・タイムズ」「オブザーバー」「テレグラフ」など各紙で「ブック・オブ・ザ・イヤー」を獲得した。本書が本邦初訳

金原瑞人[カネハラミズヒト]
法政大学教授。翻訳家。80年代後半より新聞、雑誌などでヤングアダルト向けの書評を執筆

安納令奈[アンノウレイナ]
英日翻訳者。大学卒業後、アメリカン・エキスプレス日本支社や国際NGOなどで、広報・ブランディング・マーケティングに携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

どんぐり

100
「ジハード戦士の息子」としてリクルートされ、シリアに入国したブリティッシュムスリム。自分が加わった組織が殺人カルト集団だとは知らずにISのメディア部門で斬首場面を撮影するよう命じられ、抜け出せず帰還不能に。青年の救出にイギリス本国の双子の姉アニーカとアメリカに出国した長女イスマ、そこにイギリスの政府高官とその息子、パキスタンとISを巻き込んでの怒涛の展開。とりわけアニーカの双子の絆と行動は、終盤に思ってもいないところに着地する。→2022/11/30

(C17H26O4)

76
あまりに、あまりに衝撃のラスト。その衝撃に、そこに至るまでの全てをもっていかれてしまった感覚に陥り、暫し呆然となった。この展開には少々エンタメ感が否めないと思わないでもなかったけれど。しかし、読後、それ以上にいつまでも頭から離れない場面がある。ISの組織の一員となってしまったパーヴェイズ少年が捕虜殺害の場に録音係として立ち会う場面だ。リアルのニュース映像、オレンジ色の服を着させられた捕虜がISによって殺害された映像が喚起したからだ。2022/09/19

ヘラジカ

73
呆然とするほどの衝撃作。「家」や「家族」というものは、複雑な国家システムに守られていると同時に管理・統制されてもいることに、日本人でも国外と多少なり接触を持ったことがある人は心得ているはずだ。しかし、それは欧米諸国に住む移民、ことムスリムにとっては人生を規定することにも繋がる。移民を束縛する軛やISのリクルート、自らを構成する文化や宗教と共同体の齟齬。一見して分かり易い筋書きだが尋常でない緊密度を持った作品である。多視点からなる家族小説の面も強調されているだけに、ラストは殊更に衝撃的だった。2022/07/01

夜長月🌙新潮部

67
一般のムスリム(イスラム教徒)がイスラム国の影響でどれだけ迷惑を被っているのかがわかります。繊細な宗教問題と個人の思慕が絡み合うとそこに生じる問題は何千とおりにもなり解決の道筋が立ちません。個人的にどう思うのかということとは別に政治的な決定も大きな意味を持ちます。今、ムスリムを取り巻く混沌を広く世に知らせ目を開かせる物語です。2023/09/19

天の川

66
イギリス国籍を持つムスリム移民の置かれる立場の難しさ。特にグァンタナモ移送中に死亡したジハード戦闘員の父親を持つ姉妹には。巧みにイスラム国にリクルートされた双子の弟の奪還を巡り対立する姉妹。どちらの言い分もわかる。目的のため、ムスリム家系出身の内務大臣の息子を籠絡する妹。ギリシャ悲劇『アンティゴネー』に着想を得た作品。守られるべきは国の法律か肉親への愛なのか。さらに、本来、国民を保護する立場の国が、二重国籍のムスリム移民を簡単に切って捨てる現実が加味される。結末のあまりの哀しさに途方に暮れた。2022/09/28

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/19731182
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品