エクス・リブリス<br> 民のいない神

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エクス・リブリス
民のいない神

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  • サイズ B6判/ページ数 382p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560090381
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

砂漠の巨岩で起きた幼児失踪事件を中心に、先住民の伝承からUFOカルト、金融危機まで、予測不能の「超越文学」の登場!

砂漠にそびえる巨岩「ピナクル・ロック」。そこで起きた幼児失踪事件を中心に、先住民の伝承からUFOカルト、イラク戦争、金融危機まで、予測不能の展開を見せる「超越文学」の登場!

内容説明

ピンチョンとデリーロの系譜に連なる、インド系イギリス作家による、「超越文学」の登場!砂漠にそびえる巨大な岩山「ピナクル・ロック」。そこで起きた幼児失踪事件を中心に、アメリカ先住民の伝承から、UFOカルト、イラク戦争、金融危機まで、いくつもの時空を往還し、予測不能の展開を見せる傑作長篇。

著者等紹介

クンズル,ハリ[クンズル,ハリ] [Kunzru,Hari]
1969年ロンドン生まれ(父親がインド系)。オクスフォード大学で英文学を学ぶ。現在はニューヨーク在住。激動期のインドを舞台とし、混血の主人公を扱ったデビュー長篇The Impressionist(2002年)は、ベティー・トラスク賞とサマセット・モーム賞を受賞。また2003年、『グランタ』誌が選ぶ“20人の若きイギリス人作家”に選出される。近年は、小説以外の場でもさまざまな活動をし、話題を集めている

木原善彦[キハラヨシヒコ]
1967年鳥取県生まれ。京都大学大学院文学研究科英語学英米文学専攻博士課程修了。大阪大学大学院言語文化研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

多聞

15
250年に及ぶアメリカを描こうとする野心的な作品。モハヴェ砂漠にあるピナクル・ロックを媒介として、2008年の幼児失踪事件を主軸に、様々な時代がのパートが時には合わさり、シャッフルされながら物語は進行していく。それらに加えて、カルトやニューエイジ、メディア、ネット、イラク戦争とそのシミュレーション、プログラム、アメリカ先住民の伝承などのエピソードが組み合わさり、アメリカそのものが現れる。2015/09/20

白玉あずき

14
素晴らしい!そして面白い!様々な文化、宗教を持つ多様な登場人物が、人間の「信じる心」のありさまを次々と見せてくれる。様々な読み方、解釈が出来るのだが、人間の「世界観の混沌」がこれでもかと描かれる面白さ!イラク出撃前の兵に対する「在米イラク人による」ロールプレイング訓練などという、異常さが異常と感じられない現代の米国の状況。自分たちのわかりやすい世界観を守るために、「物語」になじまない人間を攻撃する大衆とメディアスクラムの問題。人間の知の限界。etc・・・読書家の皆様に絶賛お勧めします、機会があれば是非! 2015/07/20

Ecriture

14
カリフォルニア州南部のモハヴェ砂漠にある巨大な三本指のような岩「ピナクル・ロック」周辺で、1775年からから2009年に至るまで奇妙な事件が起こり続ける。得体のしれないものや説明のつかない謎(UFOや宇宙人を含む)を人はどう扱ってきたのか。先住民狩り・魔女狩り・赤狩りなどのマン・ハンティング、南北、WWI・II、朝鮮、ベトナム、イラク、アフガニスタン、グローバルな対テロ戦争などの争いの歴史を織り込んで描く。共有できる真実がない傷ついた世界で人はどう生きるのか。ピンチョンとデリーロの後継者がここに現れた。2015/02/18

くり坊

13
「砂漠の巨石、UFO、カルト集団、失踪した子ども、250年の時空を超えた物語」というキーワードに惹かれて手に取った。未読時はもっとポップな小説なのかと思っていたが、いい意味で予想を裏切る、生真面目で真摯な印象の物語。深掘りできそうな要素がたっぷりありすぎて未消化部も多いけど、いつか分かる時が来るだろうという予感がするので置いておく。やや複雑な構成の長編だが、2008年の自閉症児を抱えた夫妻のストーリーが筋目になっていて読みやすい。エリザの息子アイク・プリンスの短いエピソードが印象的だった。2015/04/15

hagen

9
物語にある奇岩群の画像をグーグルで当たると、成る程、モハヴェ砂漠の荒涼とした地平に急峻な円錐形の岩山が地平からニョッキと突き出る様は、不思議な何かを示唆している。UFOや宇宙人のテーマとなりそうだ。先住民族から現代に至るアメリカの歴史の中で、幾多の人々がこの神々しい姿から神託を受け秘話を生み出したらしいが、それが小説の大きな礎になっている。しかし、単なる謎解きや冒険談とは全く異なり、異なる時代でここに登場する人々は怨恨、断念、悲嘆に陥り見方によれば愚かで哀れで結局は時代に翻弄される「神の無い民」でもある。2020/05/31

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