出版社内容情報
「遅い者のほうが多くを見る」――19世紀イギリスの探検家ジョン・フランクリンの知られざる人生。ドイツ文学の新たな古典。
【著者紹介】
1942年生まれ。81年、『僕の旅』でデビュー。長編二作目の『緩慢の発見』は各国語に翻訳され、高い評価を受ける。インゲボルク・バッハマン賞(80年)など多数の受賞歴を持つ。
内容説明
19世紀、北極圏で消息を絶った探検家ジョン・フランクリンの知られざる「緩慢な」生き方。数十か国語に翻訳され、四半世紀にわたり広く読まれ続ける、“ハンス・ファラダ賞”受賞作家によるドイツ文学の新たな古典。
目次
第1部 若きジョン・フランクリン(村;十歳の少年と海岸;オーム博士;リスボンへの旅;一八〇一年、コペンハーゲン)
第2部 ジョン・フランクリン、職業を身につける(喜望峰へ;テラ・アウストラリス;長き帰路;トラファルガー;戦争の終わり)
第3部 フランクリンの領域(己の頭と他人のアイディア;氷洋への旅;北極沿岸への航行;飢えと死;名声と栄誉;流刑地;海辺の男;エレバス号とテラー号;偉大なる航路)
著者等紹介
ナドルニー,シュテン[ナドルニー,シュテン] [Nadolny,Sten]
1942年生まれ。81年、『僕の旅』(同学社)でデビュー。インゲボルク・バッハマン賞(1980年)、ハンス・ファラダ賞(1985年)、エルンスト・ホーフェリヒター賞(1995年)、ヤーコプ・ヴァッサーマン文学賞(2004年)、ヴァイルハイマー文学賞(2010年)、ラインガウ文学賞(2012年)など、多数の受賞歴をもつ
浅井晶子[アサイショウコ]
1973年大阪府生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程単位認定退学。2003年マックス・ダウテンダイ翻訳賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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藤月はな(灯れ松明の火)
ぱせり
シュシュ
tom
愛玉子