出版社内容情報
ボスニア紛争の前後、ひとりの少年の目を通して語られる小さな町とそこに暮らす人々の運命。ボスニア出身の新星による傑作長編。
内容説明
ユーゴ紛争の戦禍を生き抜く少年の想像力、「物語る魔法使い」が紡ぐ故郷と家族。1992年に勃発したボスニア紛争の前後、少年アレクサンダルの目を通して万華鏡のように語られる、小さな町ヴィシェグラードとそこに暮らす人々の運命。実際に戦火を逃れて祖国を脱出した経験を持ち、ドイツ語で創作するボスニア出身の新星による傑作長編。
著者等紹介
スタニシチ,サーシャ[スタニシチ,サーシャ][Stanisi´c,Sasa]
1978年、旧ユーゴスラヴィア(現ボスニア・ヘルツェゴヴィナ)のヴィシェグラード生まれ。十四歳で家族とともに戦火を逃れ、ドイツのハイデルベルクへ移住。現地の学校から大学へ進学し、ドイツ語で詩やエッセイ、短編小説を発表、高い評価を受ける。『兵士はどうやってグラモフォンを修理するか』(原題Wie der Soldat das Grammofon repariert)は2006年に刊行された長編デビュー作で、同年のドイツ文学賞の最終候補に残ったほか、2007年ブレーメン市文学奨励賞、2008年シャミッソー賞、ハイミト・フォン・ドデラー文学奨励賞を受賞
浅井晶子[アサイショウコ]
1973年大阪府生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程単位認定退学。2003年マックス・ダウテンダイ翻訳賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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