出版社内容情報
日本語でタタール語を学ぶ扉は開かれた
世界中に散らばるタタール人によって話されるタタール語ですが、なかでもロシア中西部にある「タタールスタン共和国」では、タタール語がロシア語とならぶ「国家語」に定められています。タタール人が必ずしもタタール語を話すわけではありませんが、たとえば、あのフィギュアスケートのザギトワ選手は祖母とタタール語で話すそうです。また、日本にはロシア革命から逃れてきたタタール人が多く暮らした歴史があります。タタール人の「トゥガン・テル(祖なることば)」を、いまこそ学んでみませんか。
内容説明
会話から文法を一冊で学べる入門書に簡単なスピーチ・メッセージの表現、文法チェック、読んでみようをプラスして、さらにパワーアップ!
目次
タタール語ってどんなことば?
文字と発音
あなたはタタール人ですか?
こちらはどなた?
私の姉は小さな会社の社長です
タタール料理店はありますか?
どこに住んでいますか?
昨日はひと晩中小説を書きました
大阪はカザンより大きいですが、モスクワよりは小さいです
勇樹はタタール語で小説を書いたそうです
サバントゥイ行こうと思っています
明日アルシャでサバントゥイが開催されます
サバントゥイが日本にもあってほしいです
これは日本語で書かれていますか?
タタール語で話すことは好きですか?
クライの演奏を学んでいないことを後悔しています
人生というのは自分で書くべき本のようなものです
将来はプロのクライ奏者になりたいですか?
ひと晩中読みながら1編の詩を覚えました
あらかじめ知っていたら、もっと勉強したはずです
バシコルトスタンに行くつもりです
私を忘れないでください
著者等紹介
櫻間瑞希[サクラマミズキ]
1993年茨城県生まれ。筑波大学大学院博士後期課程修了、博士(社会科学)。現在、日本学術振興会特別研究員PD。専門は各地のタタール・ディアスポラの母語継承・維持・復興問題を中心とした言語社会学研究。共著に『タタールスタンファンブック』(パブリブ)など。2017年第5回国際タタール語オリンピック優勝
菱山湧人[ヒシヤマユウト]
1990年神奈川県生まれ。東京外国語大学大学院博士後期課程修了、博士(学術)。現在、東京外国語大学非常勤講師など。専門はタタール語やチュヴァシ語をはじめとしたテュルク諸語研究。共著に『タタールスタンファンブック』(パブリブ)など。2014年第2回国際タタール語オリンピック優勝(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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