出版社内容情報
ある大学の研究室。学生がそれぞれ関心を持つ言語の勉強をしている。外国語学習の魅力をぜひ味わってほしい。「ラテン語通信」を増補
内容説明
外国語学習にとって最も大切なこと、それはやめないこと。あの名著の増補新版。新たに「ラテン語通信」掲載。
目次
第1章 水曜日の外国語研究室(二兎を追うもの二兎を得る?;「実験用モルモット」チュウの冒険 ほか)
第2章 外国語幻想(難しい言語と易しい言語;語学の才能のある民族 ほか)
第3章 学習法としての言語学入門(言語学とは何をするのか?;どんなことばを学習するのか? ほか)
第4章 本と映像に見る外国語(絶対に勉強したくなる!;言語と正面から向き合う ほか)
著者等紹介
黒田龍之助[クロダリュウノスケ]
1964年、東京生まれ。上智大学外国語学部ロシア語学科卒業。東京大学大学院修了。スラヴ語学専攻。現在、神田外語大学特任教授、神戸市外国語大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Jessica
8
図書館で手に取った瞬間から当たりの気がしていましたが、大正解。語学を学ぶもの、それが面白いと思った人には絶対ハマるイケ過ぎている語学/言語学エッセイ。思わず言語学を学ぶ従兄弟にも連絡したほどです。会う人毎に薦めている本作、好きな人がいれば是非繋がりたいです…2023/04/22
泉を乱す
8
なんでこんな面白いエッセイ書けるんだろうдядя(おじさん)。 第三章 言語学入門は偏見があってちょっと残念。昔書かれたものだから意図して残されたものと理解してるが、、。2021/12/31
AyaZ
5
2000年出版の『外国語の水曜日』に、2021年、ラテン語通信が加筆された再入門。コロナ禍の経験も踏まえ、アップデートはとても嬉しい。こうしてエッセー形式で気軽に新たな言語について知れると、次の学習にとっつきやすくなる。また、ブックデザインもなんだか好き。2023/03/12
ユウティ
5
こんな風な勉強のやり方もあるもんなんだなあと楽しく読んだ。具体的な学習経験も良かったし、もっと広い意味での、学生さんたちが先生の部屋に通いながら自分で学んでいく様子を読むのが好きだ。高校生のうちにこういう風景を知っていればなあなんて思ってしまうけれど(笑)先生曰く、日常会話は会話能力の総決算であり最高段階だそうなので、もっと達成し易いささやかな目標を設定しよう。そこまでの道のりは楽しいやり方を探しながらのんびり行こう。あーわくわくしてきた。やる気湧いてきた!中国語本を読むぞー!2022/02/07
khohex
4
外国語学習をやってるとどうしてもマンネリ気味になるというか階段の踊り場みたいな時期がくるものだけど、そういうときに黒田氏のエッセイを読むとなんとなくやる気が復活してくるのでよい。2022/10/22