内容説明
この本は、そのクロアチア語のしくみをごくわかりやすく、ツアー仕立てで紹介する本です。
目次
1(文字と発音のしくみ;書き方と語のしくみ;文のしくみ)
2(区別のしくみ;人と時間のしくみ;「てにをは」のしくみ;数のしくみ;実際のしくみ)
著者等紹介
三谷惠子[ミタニケイコ]
東京都出身、東京大学文学部卒業、東京大学大学院博士課程修了。専門は言語学、スラヴ語学、スラヴ言語文化研究。現在、京都大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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榊原 香織
66
ロシア語の黒田先生ご推薦。 ツアーガイドが案内する、という形で、クロアチア語をざっと紹介。 軽快でいいですね。馴染みなさ過ぎましたが。(ロシア語に薄っすら似た部分もあるか?)2021/10/22
ソラヲ
3
地図を自分で用意すれば実際にクロアチアの各都市を旅行しているような気分になれて、ついでにクロアチア語の文法も学べるような一冊。一通り読み終えてみて細かい格語尾の変化は忘れてしまったが、「しくみ」を理解したことで旅行などの際に再びこの言語を学習するときにはスムーズな導入が期待できるだろう。セルビア人が経営する自分の行きつけの店では"Dobro"が主人との合言葉なのだが、この本を読んでドイツ語の"Bitte"よりも汎用性が高いことを知って驚くなど。しかしクロアチアまで旅行したくなった。ドゥブロヴニク行きたい!2016/03/08
サアベドラ
2
文法用語を極力使わずに書かれた、通読できるクロアチア語の入門書。動詞の人称活用に時制、名詞の曲用に形容詞の一致など、基本的なことが例文つきで読みやすくかつ要領よくまとめられている。これからクロアチア語を始めようかなと思っている人、あるいは別に本格的に学ぶわけじゃないけど、どんな文法的特徴を持つ言語なのか、どんな響きを持つ言語なのかざっと知りたい、なんて人におすすめ。2011/03/24
小林
1
クロアチアにいた頃勉強的な本を始める前にちょっとずつ読んだ。文法的なことは、クロアチア語は性別や格による変化が多いので文章だけのこの本ではなんとなくしか理解できなかったけど、イメージを持ってテキストの勉強に入れたので良かった。2014/07/01
mit'ka fuji
1
初学者というよりは、むしろ語学・海外文化好きにお勧めの本。付属の8cmCDには様々な例文が吹き込まれているので、本と併せてクロアチア語のイメージを理解するのに適している。著者の三谷先生はスラヴ語学の第一人者であるが、今回は専門知識を抑え、平易で愉快な内容に仕上げられている。2012/12/20