出版社内容情報
愛人たちに別れを告げるため、ヘナチョコな色男が怪力傲慢な美女と「行進」する……太宰治未完の絶筆の続きを描いた恋愛狂騒劇。
太宰治未完の絶筆の続きを描く!
「ラブコメがやりたかったのだ。[……]主人公田島周二とヒロイン永井キヌ子のキャラクター、二人の関係性と目的、時代設定、すべてが用意されていた。つらい作業はすべて太宰さんがやっておいてくれていた。結果として、後半の八割を私が好き勝手に書いたことになる。」(本書「あとがき」より)
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本書『グッドバイ』は、太宰治による未完の小説「グッド・バイ」を原作としています。昭和23年、『朝日新聞』に連載する予定で執筆され、13回分が書かれたものの、作者の入水自殺によって永遠に中断され、絶筆となった作品の「続き」を描いています。
主人公の田島周二は、文芸編集者でありながら闇商売で儲け、何人も愛人を抱えているという不埒な男。しかし、そんな生活にケリをつけ、真面目に生きようと決心をした彼がとった行動は、なんとも面妖な作戦であった――ヘナチョコな色男が、愛人たちに別れを告げるため、怪力傲慢な美女と「行進」してゆく! これぞロマンチックな恋愛狂騒劇(スクリューボール・コメディ)。仲村トオル&小池栄子の主演にて、第23回読売演劇大賞最優秀作品賞受賞。写真多数収録。
第一部
第二部
あとがき
上演記録
【著者紹介】
1963年東京都生まれ。ミュージシャン、劇作家、演出家、映画監督。劇団「ナイロン100℃」主宰。著書に「フローズン・ビーチ」(岸田國士戯曲賞受賞)「ナイス・エイジ」「祈りと怪物」「カラフルメリィでオハヨ」など。
内容説明
愛人たちに別れを告げるため、ヘナチョコな色男が怪力傲慢な美女と「行進」する…。太宰治未完の絶筆の続きを描いた、ロマンチックな恋愛狂騒劇。第23回読売演劇大賞最優秀作品賞受賞。
著者等紹介
ケラリーノ・サンドロヴィッチ[ケラリーノサンドロヴィッチ]
1963年東京生。横浜映画専門学院(現・日本映画学校)卒。ナイロン100℃主宰。主要著書『フローズン・ビーチ』(岸田國士戯曲賞受賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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