主体性とは何か?

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主体性とは何か?

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  • サイズ B6判/ページ数 222,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560084618
  • NDC分類 135.5
  • Cコード C0010

出版社内容情報

マルクス主義哲学からバタイユやドゥルーズの問題系につながる、主体性をめぐる幻の講演録! フレドリック・ジェイムソンの解説付。

幻の講演録、ついに刊行!
 実存主義哲学者としてはもちろん「左翼」の精神的支柱として有名な著者による、待望の新刊。
 サルトルが一九六一年の十二月にローマのグラムシ研究所で行なった講演(「マルクス主義と主体性」)がついに刊行された。フランス語では長らく未刊であったが、講演のみならず、その後の討議録もあわせて収録(フレドリック・ジェイムソンによる巻末の解説も秀逸)。
 サルトルは、一九四〇年代の後半に『存在と無』にもとづいて具体的倫理学を構想したものの、頓挫し、その草稿は『倫理学ノート』の形で残された。一方、一九六〇年に刊行された『弁証法的理性批判』第一巻における歴史や社会に関する基礎的考察を経て、一九六〇年代に入って構想されたのが「第二の倫理学」であり、『主体性とは何か』は、その序論部分に相当するものといえる。マルクス主義においては客観性が重視され、主体性が蔑ろにされがちだが、各人の行為において重要なのは「主体性の問題」であるというのがサルトルの基本的スタンスであり、本書では、仮想敵としてルカーチをとりあげてゆく――。
 マルクス主義哲学からバタイユやドゥルーズの問題系へとつながる、主体性をめぐる幻の講演録!

意識と主体性
マルクス主義と主体性
ジャン=ポール・サルトルとの討議
サルトルの現代性
注記――原注 訳注/訳者解説/人名索引

【著者紹介】
1905~1980年。フランスの哲学者、小説家、劇作家。実存主義を樹立させた20世紀最大の思想家。フッサールのもとで現象学を学び、1938年に小説『嘔吐』で作家としてデビューして一躍名声を博す。1943年の『存在と無』の刊行で哲学者としての地位を確立。1945年にはボーヴォワールやメルロ=ポンティらと『レ・タン・モデルヌ』誌を発刊。マルクス主義にもとづいて、知識人としてのアンガージュマン(社会参加)を唱導。アルジェリア戦争においては民族解放戦線(FLN)を、キューバにおいては革命家チェ・ゲバラを支持。1950~60年代の学生運動にも多大な影響を与えた。評論に『実存主義とは何か』『文学とは何か』、小説に『水』『自由への道』、戯曲に『出口なし』『アルトナの幽閉者』など著書多数。

内容説明

マルクス主義哲学からバタイユやドゥルーズの問題系へとつながる、サルトルの「61年ローマ講演」。幻の講演録、待望の初書籍化!

目次

意識と主体性
マルクス主義と主体性
ジャン=ポール・サルトルとの討議
サルトルの現代性

著者等紹介

サルトル,ジャン=ポール[サルトル,ジャンポール] [Sartre,Jean‐Paul]
フランスの哲学者、小説家、劇作家。実存主義を樹立させた20世紀最大の思想家。フッサールのもとで現象学を学び、1938年に小説『嘔吐』で作家としてデビューして一躍名声を博す。1943年の『存在と無』の刊行で哲学者としての地位を確立。1945年にはボーヴォワールやメルロ=ポンティらと『レ・タン・モデルヌ』誌を発刊。マルクス主義にもとづいて、知識人としてのアンガージュマン(社会参加)を唱導。アルジェリア戦争においては民族解放戦線(FLN)を、キューバにおいては革命家チェ・ゲバラを支持

澤田直[サワダナオ]
1959年生まれ。パリ第一大学哲学科博士課程修了、博士(哲学)。現在、立教大学文学部教授

水野浩二[ミズノコウジ]
1952年生まれ。北海道大学大学院文学研究科哲学専攻博士後期課程単位取得満期退学、博士(文学)。現在、札幌国際大学人文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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田舎暮らしの渡り鳥

4
「普遍的なものは個性的である」「人間は歴史的産物である」2019/09/25

一郎二郎

2
サルトルにとって、主体性とは、人は生きているという事。人はそれであるところ、自分が社会においてあるところを生きる。どんな個人も全体的な社会の受肉である。良い小説は社会を客観的に描くのではなく、主人公が矛盾を抱えたまま葛藤している様を描く。それに似て、人は非知=知らない事を抱えたまま矛盾葛藤して生きている。そして、社会の中で徐々に自分を知っていく。人は混乱や矛盾を統合して生きている。主体性とは、そういう活動の事だ。主意主義的に捉えられがちなサルトルだが、自らを客観視し対象にしてしまう現代人こそ実は主意主義。2022/11/13

左手爆弾

1
客観的で科学的であろうとする限りで、マルクス主義には主体性が必要なのであろうか。この問いの明晰さと重要性は明らかなのだが、サルトルの回答はそれほど明晰ではない。「認識」がひとつの鍵になっていることは明らかなのだが、もはやレヴィ=ストロースの批判も出てた時期で(それに回答しようとしている箇所もある)切れ味が弱くなるのも仕方ないのだろうか。2017/05/24

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