ネオ・チャイナ―富、真実、心のよりどころを求める13億人の野望

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ネオ・チャイナ―富、真実、心のよりどころを求める13億人の野望

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  • サイズ B6判/ページ数 470p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560084519
  • NDC分類 302.22
  • Cコード C0036

出版社内容情報

貧困と政治の軛から解き放たれ、人びとはカネと表現の自由と精神的支柱を求めはじめた。一党独裁と人民との相剋を描いた傑作ルポ。

「官」と「民」の凄まじいせめぎ合いを描いた全米図書賞受賞作!

 本書は、現代中国を「人びとの野望と独裁体制とがぶつかり合う戦場」と位置づけ、大変革の波に翻弄されながらもしたたかに生きる人びとや、戦う姿勢を崩さない人権活動家、若き愛国主義者たちの姿を通して「生身」の中国の本質に迫ったルポである。
 一九七九年に金門島から大陸側に泳いで渡り、のちに中国を代表するエコノミストとなった林毅夫。スクープを連発し政府批判も厭わない『財経』元編集長・胡舒立。自身が作成した愛国主義的な動画がたいへんな人気を博した唐傑。若者の圧倒的な人気を集め、一躍時代の寵児となった作家の韓寒。そして、当局から「好ましからざる人物」と見なされる艾未未や劉暁波、陳光誠――本書には有名無名を問わず、挫折に屈することなく「夢」を追い続ける魅力的な人物が数多く登場する。
 人びとの希求するものを富(カネ、豊かさ)、真実(知る権利、表現の自由)、心のよりどころ(信仰、伝統の復活)とし、国家をも揺るがしかねない深刻な社会問題からくすりと笑えるエピソードまで、一つひとつのストーリーを個人と国家の相克として鮮明に描き出した傑作ノンフィクション! ピュリツァー賞最終候補作。

【著者紹介】
1976年ロンドン生まれ。『シカゴ・トリビューン』の記者・特派員として9.11同時多発テロやイラク戦争を取材したのち、2005~2013年にかけて同紙および雑誌『ニューヨーカー』の中国特派員を務めた。現在は米国ワシントンD.C.を拠点として『ニューヨーカー』のスタッフ・ライターとして優れたレポートを発信し続ける傍ら、ブルッキングス研究所のフェローも務めている。処女作である本書は全米図書賞(2014年)を受賞したほか、ピュリツァー賞(一般ノンフィクション部門、2015年)の最終候補作となった。

内容説明

「民」と「官」との凄まじいせめぎ合い!大変革の波に翻弄されながらもしたたかに生きる人びと、戦う姿勢を崩さない人権活動家、若き愛国主義者たち―現代中国を「人びとの野望と独裁体制とがぶつかり合う戦場」と位置づけ、気鋭のジャーナリストが「生身」の中国の本質に迫る。全米図書賞受賞!ピュリツァー賞最終候補作品。

目次

第1部 富(解放;天啓;文明の洗礼 ほか)
第2部 真実(足かせをつけて踊る;民衆を導く自由の女神;奇跡と魔法のエンジン ほか)
第3部 心のよりどころ(心の空白;通りすがり;ソウルクラフト ほか)

著者等紹介

オズノス,エヴァン[オズノス,エヴァン] [Osnos,Evan]
1976年、英国ロンドン生まれ。ハーヴァード大学卒業。在学中も含め、2度にわたり北京に留学した。『シカゴ・トリビューン』の記者・特派員として9.11同時多発テロやイラク戦争を取材したのち、2005~13年、同紙および雑誌『ニューヨーカー』の中国特派員を務めた。現在はワシントンD.C.を拠点に『ニューヨーカー』のスタッフライターとして優れたレポートを発信し続けるかたわら、ブルッキングス研究所のフェローも務めている。処女作である『ネオ・チャイナ―富、真実、心のよりどころを求める13億人の野望』は全米図書賞を受賞したほか、ピュリツァー賞(一般ノンフィクション部門)の最初候補となった

笠井亮平[カサイリョウヘイ]
1976年、愛知県生まれ。在中国、在インド、在パキスタンの日本大使館で外務省専門調査員を歴任。現在は岐阜女子大学南アジア研究センター特別研究員として南アジア・中国情勢に関する研究を行なっているほか、早稲田大学(2015年)および日本経済大学(2014年~)で非常勤講師を務めている。『外交』誌(時事通信社)で中国関係の英文翻訳を担当するなど、翻訳者としても活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Miyoshi Hirotaka

29
支那は機会に敏い。ロシアの後退を機に勢力拡張。満州からわが国が撤退し、ソ連型社会主義で権力が安定するまでは中ソ蜜月。ソ連崩壊の原因が情報公開と確信するや、徹底的な情報管理体制を構築。国内では人海戦術で検索を制限し、「あるもの」でも瞬時に「ないもの」に変える。国内の外国人記者を監視し、国外では親中の報道機関や活動家を抱き込み、非友好的な報道が制限されるよう工作する。建前上は和諧と中国の夢が目標だが、実態は、独裁の完成に向かっている。正義や公正という価値をめぐる潮流が確固たるものにならなければ、この国は危険。2017/01/11

Tui

12
日中関係に縛られない視点から中国について書かれた本を読みたかったんです。著者は中国語に堪能なアメリカ人。愛国的な若い活動家から、体制に批判的な芸術家、市井の人々にまで、8年の滞在中に幅広くインタビューを行っています。政府も報道も信じられないが表では従うふりをしている、成功や近代化を享受しているが将来への不安は大きい…体制について否定どころか議論することさえも認めない一党独裁制のもとに生きる中国の人々の姿は、日本国内の報道で見聞きするよりも、ずっと穏やかで普通なのでした。2016/03/09

田舎暮らしの渡り鳥

7
「大衆」というよりも「ポピュラー」の奇妙なエピソードの積み重ねという感じ。その不思議な中国の空気をうまくすくっている。国際関係の安定も、地球温暖化などの世界的課題も、もはや中国なしでは成し得ない。過渡期の大国の奇妙さをうまくすくい上げている名作。2019/10/20

勝浩1958

6
日本に生まれて良かったと改めて思いました。中国は一党独裁が崩壊しないと、中国の市井の人々は幸せにはならないでしょう。自由に生きることが制約されているのだから、毎日が息の詰まるような日々だと思えます。2018/02/17

BLACK無糖好き

6
目覚しい経済発展を遂げながら共産党の独裁体制を維持する中国。本書には様々な人が登場する。世界銀行の元チーフエコノミスト、政府批判も厭わない雑誌編集長、愛国主義者の大学院生、新進作家、反体制派芸術家、ノーベル平和賞受賞の人権活動家、自宅軟禁を逃れた弁護士、インフラの急ぎすぎた開発による災害被害者。道徳心の薄れた社会の負の側面も描かれる。世界がアラブの春に揺れた時期、中国は国内の治安対策予算が国防費を上回った(p258)。経済的な豊かさが広がる反面抑圧的な体制が支配する社会。13億人の心の拠り所は?2015/09/08

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