出版社内容情報
バリ島演劇に触発され、ヴァーチュアル・リアリティ論の先駆け「錬金術的演劇」を語り、五感を揺るがす「残酷演劇」を宣言する。
バリ島演劇に触発されたアルトーが、ヴァーチュアル・リアリティ論の先駆け「錬金術的演劇」を語り、五感を揺るがす「残酷演劇」を宣言する。『演劇とその形而上学』を全面新訳・改題。(書物復権)
【著者紹介】
1896~1948年。フランスの俳優・詩人・小説家・演劇家。著書に『ヘリオガバルス または戴冠せるアナーキスト』など。
内容説明
“残酷演劇”とは何か?ポストドラマ的な演劇が宣言され、その感性はマルクス兄弟の激讃にまで辿りつく!「20世紀に書かれた最も重要な演劇書」として、アルトーの神髄ここに極まる。
目次
序―演劇と文化
演劇とペスト
演出と形而上学
錬金術的演劇
バリ島の演劇について
東洋演劇と西洋演劇
名作との縁を切ること
演劇と残酷
残酷の演劇(第一宣言)
残酷についての手紙
言語についての手紙
残酷の演劇(第二宣言)
感性の体操
二つのノート
著者等紹介
アルトー,アントナン[アルトー,アントナン] [Artaud,Antonin]
1896‐1948。フランスの詩人・小説家・俳優・演劇人。シュルレアリスムを潜り抜け、映画や演劇の現場でその革新を唱え、精神病院で狂気と対決しながらも形而上学と格闘。ミシェル・フーコー、ジル・ドゥルーズ、ジャック・デリダ…20世紀後半のフランス現代思想を牽引した哲学者たちに大きな影響を与えた
安堂信也[アンドウシンヤ]
1927年生まれ。1951年、早稲田大学卒業。現代フランス演出史専攻。早稲田大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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