キケロ―もうひとつのローマ史 (新装復刊)

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キケロ―もうひとつのローマ史 (新装復刊)

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  • サイズ B6判/ページ数 493,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560084403
  • NDC分類 131.8
  • Cコード C0023

出版社内容情報

弁論家・政治家・哲学者キケロの波乱の生涯と人物像を、共和政ローマの社会や彼をとりまく重要人物ごと生き生きと描く。

古代ローマきっての弁論家・政治家・哲学者キケロ。その波乱の生涯と人物像を、歴史的な名言・演説・書簡をまじえて、共和政ローマの社会や彼をとりまく重要人物ごと生き生きと描く。(書物復権)

【著者紹介】
1940年生まれ。ケンブリッジ大学コーパス・クリスティ・カレッジ卒業。アーツカウンシルに長年勤務し、事務局長を歴任した後、ジャーナリストとして活躍。著書は他に『ハドリアヌス――ローマの栄光と衰退』『アウグストゥス――ローマ帝国のはじまり』(ともに白水社刊)など。

内容説明

人間キケロがよみがえる。古代ローマの偉大な哲学者・弁論家・政治家の波瀾の生涯を、著作や書簡をまじえて生き生きと描く。

目次

さまざまな断層―危機に瀕した帝国
息子よ、常に一番であれ!最も勇敢であれ!―アルピーヌムからローマへ
聖なる場所―名誉の階梯
「新人」執政官―深まる陰謀
色男の逆襲―窮地に立つヒーロー
盛衰―三人組の天下
理想的な政体―政治を論ず
キリキアという幕間―内戦の気配
「言い知れぬ狂気」―共和政擁護の戦い
勝てば独り占め―ローマの支配者カエサル
「軍服はトガに服すべし」―哲学的考察
「何事だ、これは暴力沙汰ではないか!」―紀元前四四年三月十五日
世継―オクラウィアヌス登場
ローマの第一人者―キケロの内戦
浜辺の死―共和制の終焉
事後の検証

著者等紹介

エヴァリット,アントニー[エヴァリット,アントニー] [Everitt,Anthony]
1940年生まれ。ケンブリッジ大学コーパス・クリスティ・カレッジ卒業。アーツカウンシルに長年勤務し、事務局長を歴任した後、ジャーナリストとして活躍

高田康成[タカダヤスナリ]
1950年生まれ。国際基督教大学卒業後、東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。大阪大学、東北大学文学部、東京大学大学院総合文化研究科を経て、名古屋外国語大学教授、東京大学名誉教授。表象古典文化論専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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MUNEKAZ

18
キケロの評伝。著者はジャーナリストだが、史料に裏打ちされた歴史読み物になっている。「新人」の出自で騎士階級の支持を受ける保守主義者という矛盾をはらんだ政治的立ち位置を強調することで、しばしば批判される日和見・優柔不断な態度を弁護する。暴力がモノを言う内乱期において、己の弁論術一本で共和政の理想を説いた姿はあっぱれに思えるし、また同時に中立を保つというのがいかに困難なことかがよくわかる。他にキケロの立場から見ることでカエサルの魅力、ポンペイウスの弱さ、オクタウィアヌスの不気味さが伝わるのも面白い。2022/02/15

buuupuuu

7
政治家としてのキケロの生涯を中心にして、激動と言うしかない共和政末期のローマを描いている。キケロは共和政を奉じて宥和を説いた保守主義者であり、何の後ろ盾もなくただ自らの弁論だけを頼みにして成り上がった人だった。よく揶揄される日和見的な態度や自画自賛的な性格なども、そのような背景から理解が示されている。キケロが、共和政を擁護する仲間となるべきはずの元老院からやや軽んじられ、逆に共和政の破壊者となるカエサルからは友好的とも見えるアプローチを受けていたのが皮肉に思える。2021/08/20

マックン

1
「雄弁家だ、雄弁家だった、そして祖国を愛した男だった。」もって瞑するべきか。2017/03/18

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