出版社内容情報
パリとはいかなる都市であるのか? 映画のなかの〈周縁からの声〉に耳を澄まし、その神話化の成立と〈郊外〉の出現、多文化的・多民族的社会の現実をあざやかに読み解く。
内容説明
パリとはいかなる都市であるのか?映画のなかの“周縁からの声”に耳を澄まし、その神話化の成立と“郊外”の出現、多文化的・多民族的社会の現実をあざやかに読み解く。
目次
序章 パリはどこにあるのか?―パリの「内」と「外」を形作る「城壁」
第1章 “パリ移民映画”の誕生と発展
第2章 「ブルー通り」の二層性とその空間的分割―『イブラヒムおじさんとコーランの花たち』試論
第3章 カデ地区、あるいはポスト・ホロコーストが生んだ懸隔―『サンドイッチの年』試論
第4章 パリ十三区における中国系ディアスポラの一局面―『オーギュスタン 恋々風塵』と「ショワジー門」
第5章 ボビニー、あるいは不在としての「パリ」―『アイシャ』試論
第6章 「ユダヤ人‐アラブ人映画」―深化する「移民映画」の一潮流
著者等紹介
清岡智比古[キヨオカトモヒコ]
明治大学理工学部総合文化教室教授。専門はフランス語・フランス語圏の文化・都市映像論。NHKラジオ講座・テレビ講座の講師も何度も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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