出版社内容情報
シェムリアップ近郊の開墾から始まった「伝統の森」に現在は約200人が暮らす。自然の恵みを仕事と生活に生かす取り組みの軌跡。
2003年、シェムリアップ近郊にある5ヘクタールの開墾から始まった「伝統の森」に現在は約200人が暮らす。伝統技術を受け継ぎ、自然の恵みを仕事と生活に生かす取り組みの軌跡。
【著者紹介】
1948年京都生まれ。IKTT(Institute for Khmer Traditional Textilesクメール伝統織物研究所)代表。著書に『メコンにまかせ 東北タイ・カンボジアの村から』『カンボジア絹絣の世界 アンコールの森によみがえる村』など。2004年に第11回ロレックス賞受賞、2010年に社会貢献支援財団より社会貢献者表彰、2012年に大同生命地域研究特別賞、2014年に外務大臣表彰およびソロプチミスト日本財団より社会貢献賞。
内容説明
絹織物の復興が「伝統の森」実現に至るまで。2003年、シェムリアップ近郊にある5ヘクタールの荒れ地の開墾から始まった「伝統の森」に、現在約150人が暮らす。伝統技術を受け継ぎながら自然の恵みを仕事と生活に生かし、持続可能な村をつくる取り組みの軌跡。
目次
第1章 友禅職人、タイへ(目からウロコ;織物学校のボランティア;手織物による村おこし ほか)
第2章 織り手を訪ねて(村の織り手を訪ねる;ユネスコのコンサルタントとして;フィールドワーク ほか)
第3章 甦る黄金の繭(村に卵を運ぶ;蚕の死滅;甦る村の知恵 ほか)
第4章 伝統の「掘り起こし」(西表の山で;素材に目をむける;手の記憶 ほか)
第5章 工房開設(伝統の活性化;道具に表れる思い;研修生たち ほか)
第6章 「伝統の森」始動(おばあちゃんたちの集合写真;開墾開始;彼らの事情 ほか)
第7章 「伝統の森」の現在(グランと家族の物語;オムペットの物語;ソガエットの物語 ほか)
第8章 「森」からの発信(アンコール・シルクフェア;「蚕まつり2008」;ピーポア ほか)
第9章 次なるステージへ(スーパーナチュラル;新しい時代の予感;手引きの生糸の復活 ほか)
著者等紹介
森本喜久男[モリモトキクオ]
IKTT(Institute for Khmer Traditional Textiles クメール伝統織物研究所)代表。1948年京都に生まれる。1996年にカンボジアの現地NGOとしてIKTTをプノンペン郊外のタクマウ市に設立し、内戦下で途絶えかけていたカンボジア伝統の絹織物の復興に取り組む。2000年、IKTTをシェムリアップに移転し工房を開設、研修生を受け入れ技術の継承に努める。2002年、シェムリアップ州アンコールトム郡に土地を取得し、2003年から「伝統の森・再生計画」に着手(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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